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〔米株式〕NYダウ4日続落、339ドル安=原油高でインフレ懸念(19日)☆差替
1/20(木) 7:00配信

 【ニューヨーク時事】19日のニューヨーク株式相場は、一部企業の好決算が支援材料だったものの、原油相場高を受けてインフレ懸念が強まる中、4営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比339.82ドル安の3万5028.65ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は166.64ポイント安の1万4340.26で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比9777万株減の10億1268万株。
 米家庭用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が朝方発表した昨年10~12月期決算は市場予想を上回る増収増益。バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーも好決算を明らかにしたほか、このところの売られ過ぎ感も浮上する中、取引序盤のダウは堅調に推移した。
 ただ、買い一巡後は原油相場の高止まりを眺めてインフレ懸念が広がる中、前日終値を挟んで不安定な値動きを維持。終盤に景気敏感株を中心に売りが膨らみ、ダウはマイナス圏で取引を終えた。ナスダック総合指数は昨年11月19日に付けた終値の史上最高値からの下落率が10%を超えた。
 朝方公表された昨年12月の住宅着工件数は前月比1.4%増の170万2000戸と、市場予想を上回ったが、相場への影響は限られた。
 市場では「個別材料で動いているような感じで(相場全体の)方向感がない。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて動きづらい状況だ。インフレを受けた金融政策の動向が最大の市場の関心事だろう」(日系証券)との指摘が聞かれた。
 業種別では長期金利低下を受けて金融、IT、一般消費財、不動産が軟調。一方で必需品、公益は堅調だった。
 個別銘柄では、ボーイングが3.5%安。キャタピラーが3.1%安。アメリカン・エキスプレスが2.9%安。アップル、インテル、トラベラーズがそれぞれ2.1%安。ゴールドマン・サックス・グループが2.0%安。ホーム・デポが1.9%安。JPモルガン・チェースが1.6%安。
 一方、P&Gは3.4%高。ウォルマートは1.0%高。