ここから本文です
投稿一覧に戻る

参考にならない独り言の掲示板

米国株式市場は短縮取引の中、大きく続落して取引を終え
た。ムニューシン財務長官が市場急落阻止チームを招集するなど政治動向に不安が広がり
、S&P総合500種<.SPX>が弱気相場入りに近づいた。
クリスマス休みを控え、主要3指数が2%超下落して取引を終えた。S&P総合50
0種は9月20日に付けた終値最高値を約19.8%下回って引け、下落率が弱気相場入
りの節目とされる20%に近づいた。
翌日のクリスマスを控え、この日は米東部時間午後1時(日本時間25日午前3時)
に取引を終えた。
ムニューシン氏が、市場急落を阻止するチーム(「プランジ・プロテクション・チー
ム」)の電話会合を招集したことが、相場の重しとなった可能性がある。
TDアメリトレードの首席市場ストラテジストは「ムニューシン氏の意図は非常に評
価できるが、『市場が知らない、より大きな問題が存在するのか』という疑問が広がった
のだろう」と話す。
株式相場が下落する中、ムニューシン氏は23日、大手米銀トップと電話協議を行っ
た。このほか政府機関閉鎖や、トランプ大統領が連邦準備理事会(FRB)のパウエル議
長解任の可能性を非公式に議論したとの報道も材料視された。
UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのトレーディング戦略部門幹部は「市場
はワシントンの動向に懸念を抱き、市場の大きな修正に直面する中、さまざまな見方が出
ているようで、マイナス材料と捉えられている」と指摘した。この時期の流動性が極端に
限られ、少しでも売られると非常に大きな下落を引き起こすと分析する。
S&P総合500種の全11部門がマイナス圏で引けた。S&P総合500種の4分
の3程度が弱気圏で取引された。
ダウ工業株の全30項目がマイナス圏で取引を終えた。
ニューヨーク証券取引所とナスダックの上場銘柄2600銘柄強が52週ぶり安値を
3営業日連続で更新した。
米取引所の合算出来高は約59億株、直近20営業日の平均は89億株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.56対1の比率
で上回り、ナスダックでも2.68対1で値下がり銘柄数が多かった。