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ジャフコ グループ(株)【8595】の掲示板 2022/08/17〜2022/09/21

上場投資会社は期間収益ではなくて資産の時価評価が指標。

6末で資産が2225億円あり、負債は実質ゼロ。
資産の中身は、現金451億円(ファンドへの、ファンドマネジャーとしての投資および投資コミットメント金額)あるがほとんどが現在および将来の投資分なのでこれ自体に流動性はない。これまでの実績を見れば、これも将来は投資して投資回収するので増えることになる。

上場の投資有価証券が993億円、未上場の有価証券が引き当て金引いて734億円だがこれは時価評価1134億円(評価手法は不明だがMTMだろう)とされている。

これで現在の時価総額が1700億円程度だから、今日解散して、上記の上場分および未上場分の投資有価証券を処分してもお釣りがくるし、コミットメント済みとはいえ現金が451億円あり、さらに会社としてののれん(つまり、投資ファンドを集め、運用する能力に対する価値)や現行契約済みの運用ファンドからの管理報酬・成功報酬を考えたら、単純に安い。

通常の事業会社と違い、事業規模からして従業員も少なく、労働負債は極めて低く、PBRは低いけど実際解散しようとするとこんなに費用がかかりますよ、という製造業とは全く違う。

そもそも、本来は株主からすると、限られた機関投資家しか投資できないファンドに間接的に投資でき、さらに運営能力がありその成功報酬も得られるというLPとGPの価値があるはずで、それがLP分の価値の合計より低い時価総額しかついていないということは、IRが量も質も不足しているということだろう。

今回のIRも、一流のお面をかぶった二流の弁護士と作ったのだろうけど、どこかの事業会社のIRを読んでいるような、中身の入っていない最中のような出来映え。
企業価値と株価について、投資を生業としているのであればもう少し深い説明をしてもらいたいところ。
これを機会に適切な評価を受けるような体制構築すべきだろう。

短期(といっても最低数か月)ゲームの人にとっては、序章が始まったところといえるだろう。