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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2017/04/21〜2017/04/25

 中国の習近平国家主席との2度の会談(4月6~7日のパームビーチの別荘と11日夜の電話会談)でも、そのトランプ流の交渉術が見事に発揮されたといっていい。パームビーチでの夕食会の席上で、シリア攻撃を伝えるなど想定外のメッセージを発信し、習主席の表情を一変させたことは、トランプ・習両首脳会談のあとに起こった一連の動きではっきりしたことは、トランプ大統領が習主席に伝えたメッセージがいったい何であったかということだ。
 それは1にも2にも北朝鮮をどうするかであり、もはや北朝鮮の暴走を放置するわけにはいかないという緊迫した現実である。
 米軍がシリア軍事基地へミサイル攻撃をしたのは、シリア政府軍が化学兵器を使ったからだが、その化学兵器は北朝鮮から運ばれてきた可能性がある。
 もはや北朝鮮のこれ以上の核・ミサイル実験をやめさせるだけでは済まない。金正恩労働党委員長率いる独裁体制そのもののあくなき挑発、暴挙を何としても抑え込まなければならない。
 トランプ大統領がそう固く決意するようになったのは大統領に就任してからだが、それ以前から北朝鮮については、しかるべき機密情報を前政権から得ていた。すなわち昨年11月8日の大統領選に勝利した2日後、10日にトランプ氏はバラク・オバマ大統領(当時)と初めてホワイトハウスで会っている。