三菱商事(株)【8058】の掲示板 2019/10/02〜2019/11/06

>>437

あの投稿は、財務の健全性を説明するために用いたものだけど
資産効率という面で捉えれば、違った評価になることは間違いない

企業の体力という点で捉えれば、商事と物産は別格
伊藤忠はその両者に明らかに劣る体力でありながら、純利益では物産を抜き、商事に迫ろうとしているのが現状だ
この状況を別の表現で言い換えれば、資産効率が良いということになる

ただ、資産効率の指標が企業評価のモノサシとして絶対的なものかと言うと必ずしもそうではない

例えば、重厚長大産業などでは生産設備の有効活用と効率性という点で同業各社の比較に適しているだろうが、総合商社の場合は取扱資源・業種がさまざまで単純に比較できない

また、この場合に用いられる総資産には負債も含まれるから、負債を除いた純資産（自己資本）の比較も必要になってくる

ちなみに、自己資本と自己資本比率を比べれば
三菱商事　　5,519,274百万円　31.3％
伊藤忠商事　2,865,000百万円　26.2％　となる

企業の力を見るには、さまざまな財務数値と経営指標を見て総合的に判断する必要があるということですね