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(株)アルメディオ【7859】の掲示板 2017/05/31〜2017/06/01

仕手筋に狙われて需給相場になるのは、浮動株数が少ない銘柄で、信用取り組みが悪化している株だ。

浮動株数とは、実際に市場で取引されている株の数のことだ。

たとえば発行済み株式数が、1,000万株あったとしても、浮動株比率が20%しかなければ、200万株しか動いていないことになる。

株価が500円で200万株なら、10億円あれば買い占められるので、大口の投資家が集まってくると、株価の操作もある程度可能になる。

なので浮動株が少ない銘柄は、仕手グループに狙われやすい。

一方、信用取り組みというのは、信用買いと信用売りのバランスのことで、「貸借倍率」という数値で表される。

貸借倍率(たいしゃくばいりつ)は、(信用買い)÷(信用売り)で計算される。

1.00なら信用買いと信用売りがほぼ同数。

貸借倍率0.10なら、買いに対して、売りが10倍になっていることを示す。

貸借倍率が悪化すると、信用売り(カラ売り)している人に対して、逆日歩(ぎゃくひぶ)というプレミアムが課せられて、株の買い戻しを促される。

通常の信用取引では、株を買う金を借りたり、株を貸してもらうための費用は、単なる金利である。

ところが株不足が発生すると、貸株利用にプレミアム費用が上乗せされて、株を制度信用でカラ売りしている人全員に、この逆日歩が課せられるのがルールだ。

なので逆日歩がついた株をカラ売りしている人は、逆日歩を払ってカラ売りを続けるか、株を高値で買い戻すかの二択になる。

つまり株価が急騰して逆日歩がつくと、株を買いたい人も増えるし買い戻す人も増えるので、株価がさらにがどんどん上がっていく。

こういう状態を「踏み上げ相場」と呼ぶ。

逆に言うと、カラ売りが多い銘柄の株価を急騰させることができれば、高値で株を売り抜けることができる。