投稿一覧に戻る (株)キーエンス【6861】の掲示板 2024/05/11〜 87 Stupid_Cat 5月14日 12:22 今日のネタ 売上高は1兆円規模ながら、時価総額は17兆円。営業利益率50%超という希有な高収 益企業のキーエンス(6861)が、超意外な新規事業を立ち上げた。本業ではセンサー などの制御機器を扱うが、新たに乗り出すのは製造業向けの流通事業。彼らが描く、EC (ネット通販)の戦略とは? 「ものづくり現場の ”付加価値” 最大化に貢献する」 2月14日付で設立された、株式会社メイカーズ。ひっそりと公開された簡素なホームペ ージには、冒頭のメッセージを筆頭に“付加価値”という言葉が4回も出てくる。事業内 容は「自動化・省力化機器等の企画・開発およびECプラットフォームの運営」と明記さ れている。 同社はキーエンスの100%子会社。資本金は1億円で、発足当初の従業員数は約10人 とみられる。各種リクルートサイトでは「キーエンス100%出資によるスタートアップ 企業」と紹介され、営業や機械エンジニア、経理などの幅広い職種を積極的に採用してい るもようだ。 ■他社製品を扱うECプラットフォーム キーエンス幹部は「まだ会社を作ったばかりなので、開示できる情報はない」と取材に語 り、サービスの具体的な内容や開始時期は不明。キーエンスはメイカーズの設立に関して プレスリリースを出しておらず、対外的な周知に消極的だ。 キーエンスによると、メイカーズが運営するECプラットフォームでは自社製品を取り扱 わない方針という。前述の幹部は「ものづくりの作り手をデジタルでつなぎ、最適な調達 の選択肢をお客さまに提示するのが目的だ」と話した。 製造業をターゲットとしたBtoB向けのECサイトやプラットフォームは、すでにいく つも存在する。MonotaRO(3064)やミスミグループ本社(9962)、Am azon(AMZN)、アスクル(2678)などがメイカーズのライバルとして想定さ れそうだ。 「あのキーエンスが参入してくるのだから、何か仕掛けがあるはず。サイレントで進めて いるのも不気味だ」。ある競合企業の幹部はそう語る。普通のありふれたネット通販事業 を展開するだけだろうかと警戒感をあらわにする。 直近実績の営業利益率を見ると、MonotaROは12.3%(2023年12月期) 、ミスミGは10.4%(2024年3月期)。後者は部品メーカーとしての顔も持つた め、純粋な流通事業だけの数字ではないが、キーエンスの本業である高付加価値センサー などの製造販売と比較し、既存の手法ではそこまで儲からないといえる。 返信する そう思う8 そう思わない9 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
Stupid_Cat 5月14日 12:22
今日のネタ
売上高は1兆円規模ながら、時価総額は17兆円。営業利益率50%超という希有な高収
益企業のキーエンス(6861)が、超意外な新規事業を立ち上げた。本業ではセンサー
などの制御機器を扱うが、新たに乗り出すのは製造業向けの流通事業。彼らが描く、EC
(ネット通販)の戦略とは?
「ものづくり現場の ”付加価値” 最大化に貢献する」
2月14日付で設立された、株式会社メイカーズ。ひっそりと公開された簡素なホームペ
ージには、冒頭のメッセージを筆頭に“付加価値”という言葉が4回も出てくる。事業内
容は「自動化・省力化機器等の企画・開発およびECプラットフォームの運営」と明記さ
れている。
同社はキーエンスの100%子会社。資本金は1億円で、発足当初の従業員数は約10人
とみられる。各種リクルートサイトでは「キーエンス100%出資によるスタートアップ
企業」と紹介され、営業や機械エンジニア、経理などの幅広い職種を積極的に採用してい
るもようだ。
■他社製品を扱うECプラットフォーム
キーエンス幹部は「まだ会社を作ったばかりなので、開示できる情報はない」と取材に語
り、サービスの具体的な内容や開始時期は不明。キーエンスはメイカーズの設立に関して
プレスリリースを出しておらず、対外的な周知に消極的だ。
キーエンスによると、メイカーズが運営するECプラットフォームでは自社製品を取り扱
わない方針という。前述の幹部は「ものづくりの作り手をデジタルでつなぎ、最適な調達
の選択肢をお客さまに提示するのが目的だ」と話した。
製造業をターゲットとしたBtoB向けのECサイトやプラットフォームは、すでにいく
つも存在する。MonotaRO(3064)やミスミグループ本社(9962)、Am
azon(AMZN)、アスクル(2678)などがメイカーズのライバルとして想定さ
れそうだ。
「あのキーエンスが参入してくるのだから、何か仕掛けがあるはず。サイレントで進めて
いるのも不気味だ」。ある競合企業の幹部はそう語る。普通のありふれたネット通販事業
を展開するだけだろうかと警戒感をあらわにする。
直近実績の営業利益率を見ると、MonotaROは12.3%(2023年12月期)
、ミスミGは10.4%(2024年3月期)。後者は部品メーカーとしての顔も持つた
め、純粋な流通事業だけの数字ではないが、キーエンスの本業である高付加価値センサー
などの製造販売と比較し、既存の手法ではそこまで儲からないといえる。