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(株)多摩川ホールディングス【6838】の掲示板 2024/03/29〜

>>639

出来高に関しては、個人的な考えを回答しましたので、次は他の大企業が取り組む中、勝てるわけ無いのでは?についての考えを以下に。
まず、そもそも小企業が大企業に勝つ可能性は無いのか。そんなことは全くありません。大企業であったとしても研究に費やせる資金や人材は有限であり、全ての分野にリソースを割くことはできません。小企業が大企業に勝つには、大企業が割かない、けれども確かにニーズがある小さな領域に全てのリソースを割く戦略を取れば良いのです。
例えば、今は結構大きくなりましたが、サイバーゲームズが当時スタートアップの時に取った戦略は、大企業と比べて過剰と言えるほど力を注いだイラストの美しさです。(神撃のバハムート)
多摩川も実はこれまでに培ってきた高周波無線技術に狭い領域で特技がいくつかあります。代表的なものの1つは高周波技術による電子加速の精密制御ですね。これは、GoogleもNECも足元に及ばない技術であり、小企業が最先端のナノテラスに採用された理由です。
他にも高速・大容量通信を目的とした空間光通信の小型化と高性能化に向けた超小型 マイクロミラーの開発等、今後の課題解決に必要な、ニッチなパーツやシステム設計に力を注いでるわけです。
つまり、大企業がいる中で一斉に量子暗号通信のデバイスを作ってと競争させたら、おそらく東芝であったり、GoogleやNEC等のその他メーカー及ばない低レベルのデバイスを多摩川は作ることになるでしょう。ですが、チーム制で作ってくださいと言えば、多摩川の技術を使わせてくれと大企業から声がかかり、最終的により高いレベルのものが開発され、世界を取ることでしょう。
多摩川が目指すべき姿は、新技術においてニッチな、だけれども小型化や高精度化に欠かせないパーツをつくり、必要とされること。なので中期計画書にあるように、民間衛星ビジネス参入においては大手電機メーカーと共同開発して進めているわけです。
多摩川の勝機は大企業ができないニッチ戦略にあります。