ソニーグループ(株)【6758】の掲示板 2015/10/25〜2015/11/06

［東京　２９日　ロイター］ - ソニー(6758.T)が２９日発表した２０１５年４―９月期の連結当期純損益は１１５９億円の黒字（前年同期は１０９１億円の赤字）となり、５年ぶりに中間最終黒字化を果たした。

前期に巨額の減損損失を計上したスマートフォン（スマホ）事業の赤字も縮小した上、ゲーム事業が好調に推移。エレクトロニクス５事業はすべて増益となった。

４―９月期の連結業績は、売上高が前年比０．３％減の３兆７００７億円、営業損益が１８４９億円の黒字（前年同期は１５７億円の赤字）だった。スマホ事業の赤字は４３５億円（前年同期は１７２２億円）で大幅圧縮。液晶テレビの黒字化も継続した。

ゲーム事業は、据え置き型ゲーム機「プレイステーション（ＰＳ）４」の販売が好調。値下げ効果も織り込んで、１６年３月期の販売台数を従来計画の１６５０万台から１７５０万台に上方修正した。ゲームを通じたネットワーク販売も好調で、同事業の営業利益計画を従来の６００億円から８００億円に上方修正した。

デバイス事業では、電池の販売が想定を下回ったが、イメージセンサー事業の生産性が向上し、通期の営業利益計画１２１０億円を維持した。

通期業績予想は据え置いた。営業利益計画は３２００億円で、トムソン・ロイターの調査によるアナリスト１９人の予測平均４０４９億円を下回る。