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ENEOSホールディングス(株)【5020】の掲示板 2017/11/03〜2017/12/01

日経電子新聞より
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石油株に上値のヒント 再編・値上げ、業界全体で
証券部 荻野卓也
2017/11/29 22:10日本経済新聞 電子版

 29日の日経平均株価は3日ぶりに反発した。高値圏にある相場を支える銘柄で目立つのが石油株だ。この3カ月間の上昇率は3割近くと業種別でトップに立つ。背景にあるのが石油製品の販売マージン(利幅)の改善だ。業界再編などで販売価格が上向いている。過当競争や低採算に苦しむ他の業界にも同様の動きが広がれば、相場全体を押し上げる材料にもなりそうだ。

 「業界再編による業績改善の余地が小さくないことを示した」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の芳賀沼千里チーフストラテジストは石油業界を評価する。株価の推移を見ると、市場の高評価がよく分かる。8月末を基準にした業種別日経平均「石油」の上昇率は27%と36業種中で首位。「パルプ・紙」(4%)や「食品」(8%)などを大きく上回る。

 上昇の一因は原油価格の上昇だ。各社が指標とするドバイ原油価格は今月、1バレル60ドル台を約2年4カ月ぶりに回復した。原油高は原油在庫の評価益や権益を持つ油田の採算改善につながる。ただ、市場関係者の注目度がより高いのはガソリンなど石油製品のマージン改善だ。

 かつては20社ほどあった石油元売りは合従連衡が進んだ。今年4月のJXTGホールディングスの誕生で、上位4社の販売シェアは約9割に達する。企業数の減少などを背景に採算重視の販売姿勢が強まった結果、各社の稼ぐ力は改善している。

 その成果は売上高利益率に表れている。最大手のJXTGで、原油価格による影響が大きい在庫評価損益を除くベースでみてみよう。今期の売上高営業利益率(国際会計基準)は4.1%と、旧JXホールディングス時代を含めても過去最高の見通し。原油価格がピーク時の約半分なのを勘案すると、大幅なマージンの改善がうかがえる。