ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)寺岡製作所【4987】の掲示板 2019/02/01〜2023/11/15

伊藤忠系化学メーカ 合併待ったなし伊藤忠とデサント、TOB巡り反論の応酬 再協議へ溝深く
[有料会員限定]

寺岡製作所 4987 超優良財務 キャッシュリッチ


伊藤忠商事のデサントへのTOB(株式公開買い付け)を巡り、反論の応酬が続いている。両社幹部が出席した協議の場で「デサントから具体的な(新しい経営体制の)提示がなかった」とする伊藤忠に対し、デサントは8日、「具体的な方向性を示した」と反論を発表した。相互不信が高まっており、14日のTOB終了後の再協議にも影響が出そうだ。
デサントの経営体制について、同社の石本雅敏社長と伊藤忠の小関秀一専務執行役員がTOB期間中の2月に4回にわたり協議した。複数の関係者によると、その場ではデサントの次期社長を伊藤忠から迎えることなどが大筋で固まった。だが社外取締役の数など主張の隔たりも残り、伊藤忠は2月28日、協議打ち切りを発表。同社は「デサントから具体的な方向性の提示はなく表面的な社外取締役数の議論にとどまった」と主張した。
これに対し、デサントは8日、協議の中で伊藤忠が経営体制についての和解案を示したが、受け入れられない内容だったと説明。そのうえで、デサントから具体的な方向性を示したが合意できなかったと説明した。伊藤忠は「和解案を提示した事実はない」としている。
今回のTOBは成立が確実だが、買い付け上限が4割と過半数に満たない。完全決着は再協議の場に委ねられるが、経営権を握る上で取締役会の多数を押さえたい両社で折り合いがつくかは不透明だ。実際、2月の協議も伊藤忠以外の社外取締役の増員をデサントが求めていたことが大きなネックになったようだ。
注目が再協議に移る中、両社で続く「言った」「言わない」の応酬は、互いに感情的なしこりを残し、歩み寄りをより難しくするおそれがある。