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新田ゼラチン(株)【4977】の掲示板 2024/03/23〜

▷ <要約>
 2024年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.1%増の404億2000万円、営業利益が同18.7%減の18億3600万円、経常利益が同5.9%増の23億8200万円、最終損益が18億5000万円の赤字(前の期は15億5800万円の黒字)だった。

 長期ビジョンとして「コラーゲンを通じて人々のQOL向上に貢献」の実現に向け、フードソリューション、ヘルスサポート、スペシャリティーズの各領域において販売拡大に取り組むと共に、原材料価格の上昇に対応すべく、適正価格への改定に取り組んだ。2024年1月25日付リリース「当社連結子会社の生産停止に関するお知らせ」に記載のとおり、北米事業をスリム化し、今後の成長分野にリソースを集中させていくことが、グループ全体の企業価値向上に資するとの判断のもと、ニッタゼラチンユーエスエーInc.の工場閉鎖を決定した。スペシャリティーズにおいては、国内及び海外への写真用ゼラチンの販売は好調だったが、飼料や肥料向けリン酸カルシウム等の販売が市場価格低下により減少し、売上高は45億1400万円(前年同期比10.0%減少)となった。

 営業利益はニッタゼラチンユーエスエーInc.における生産性の悪化を主因に減少となり、経常利益は増加となった。ニッタゼラチンユーエスエーInc.及びバムニプロテインズLtd.において減損損失などを計上したことにより、最終損益は赤字となった。

 ヘルスサポートでは、カプセル用ゼラチンの販売伸長及び価格改定により、全体の売上高は増加した。日本では、顧客のコラーゲン商品の販売の伸び悩みにより美容コラーゲンペプチドの売上高は減少したが、カプセル用ゼラチンの売上高が増加した。海外では、北米地域において、カプセル用ゼラチンの販売が伸長したものの、コラーゲンペプチドの需要の軟化基調が続いており、売上高は減少した。アジア地域においては、インフレ等の影響や価格競争の激化により、コラーゲンペプチドの販売が減少した。インドにおいては、カプセル用ゼラチン並びにコラーゲンペプチドの販売が堅調で、売上高が増加した。ヘルスサポート全体の売上高は196億5200万円(前年同期比4.5%増加)となった。

 フードソリューションにおいては、日本での販売が堅調であったことと、適正価格への改定を進めたことにより、全体の売上高は増加した。日本では、顧客のグミキャンディー販売が好調で、売上高が増加した。コンビニエンスストア向け総菜や、ヨーグルト等の発酵乳向けの販売が堅調に推移したほか、業務用小分け製品の新規拡販が奏功したことから、売上高が増加した。海外では、北米地域において、グミキャンディーの需要は堅調なものの、インフレ影響や価格競争の激化により一般食品用途への販売が減少したことから、売上高が減少した。フードソリューション全体の売上高は162億5300万円(前年同期比5.7%増加)となった。

 2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.5%減の390億円、営業利益が同63.3%増の30億円を計画。

新田ゼラチン(株)【4977】 ▷ <要約>  2024年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.1%増の404億2000万円、営業利益が同18.7%減の18億3600万円、経常利益が同5.9%増の23億8200万円、最終損益が18億5000万円の赤字(前の期は15億5800万円の黒字)だった。   長期ビジョンとして「コラーゲンを通じて人々のQOL向上に貢献」の実現に向け、フードソリューション、ヘルスサポート、スペシャリティーズの各領域において販売拡大に取り組むと共に、原材料価格の上昇に対応すべく、適正価格への改定に取り組んだ。2024年1月25日付リリース「当社連結子会社の生産停止に関するお知らせ」に記載のとおり、北米事業をスリム化し、今後の成長分野にリソースを集中させていくことが、グループ全体の企業価値向上に資するとの判断のもと、ニッタゼラチンユーエスエーInc.の工場閉鎖を決定した。スペシャリティーズにおいては、国内及び海外への写真用ゼラチンの販売は好調だったが、飼料や肥料向けリン酸カルシウム等の販売が市場価格低下により減少し、売上高は45億1400万円(前年同期比10.0%減少)となった。   営業利益はニッタゼラチンユーエスエーInc.における生産性の悪化を主因に減少となり、経常利益は増加となった。ニッタゼラチンユーエスエーInc.及びバムニプロテインズLtd.において減損損失などを計上したことにより、最終損益は赤字となった。   ヘルスサポートでは、カプセル用ゼラチンの販売伸長及び価格改定により、全体の売上高は増加した。日本では、顧客のコラーゲン商品の販売の伸び悩みにより美容コラーゲンペプチドの売上高は減少したが、カプセル用ゼラチンの売上高が増加した。海外では、北米地域において、カプセル用ゼラチンの販売が伸長したものの、コラーゲンペプチドの需要の軟化基調が続いており、売上高は減少した。アジア地域においては、インフレ等の影響や価格競争の激化により、コラーゲンペプチドの販売が減少した。インドにおいては、カプセル用ゼラチン並びにコラーゲンペプチドの販売が堅調で、売上高が増加した。ヘルスサポート全体の売上高は196億5200万円(前年同期比4.5%増加)となった。   フードソリューションにおいては、日本での販売が堅調であったことと、適正価格への改定を進めたことにより、全体の売上高は増加した。日本では、顧客のグミキャンディー販売が好調で、売上高が増加した。コンビニエンスストア向け総菜や、ヨーグルト等の発酵乳向けの販売が堅調に推移したほか、業務用小分け製品の新規拡販が奏功したことから、売上高が増加した。海外では、北米地域において、グミキャンディーの需要は堅調なものの、インフレ影響や価格競争の激化により一般食品用途への販売が減少したことから、売上高が減少した。フードソリューション全体の売上高は162億5300万円(前年同期比5.7%増加)となった。   2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.5%減の390億円、営業利益が同63.3%増の30億円を計画。