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楽天グループ(株)【4755】の掲示板 2020/04/08〜2020/04/09

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新型コロナの影響は格安スマホ業界でも大きい。新社会人や中高生らが契約する3月は最大の商戦期だが「集客イベントを控え、例年ほど伸びなかった」(格安スマホ関係者)。携帯ショップの営業時間も短縮されている。コロナに押される形で業界再編の流れが加速しそうだ。

格安スマホ市場では独立系企業だけでなく、通信大手系も厳しい競争にさらされている。ソフトバンクは格安ブランドで圧倒的シェアの「ワイモバイル」でライトユーザーを取り込む。「UQモバイル」など複数ブランドを抱えるKDDIも販売強化に動く。楽天の参入は業界地図をどう塗り替えるのか。各社は対応策を練っている。

「ワイモバイルがますます強くなっている。契約者は500万を超えた」。ソフトバンクの宮内謙社長は2月の決算会見でこう強調した。これまで非公表だった契約者数を公表したのは、満足と自信の表れともいえる。

大容量をメインブランドでライトユーザーは「ワイモバイル」、10~20代を「LINEモバイル」と、ソフトバンクは3ブランドを柔軟に使い分ける。楽天の携帯参入について、ワイモバイル事業推進本部の寺尾洋幸本部長は「大容量の顧客層はソフトバンクで攻める。楽天の自社エリア外ではワイモバイルで十分戦える。楽天の通信エリアの整備状況に合わせて対応していく」と話す。

楽天は自社エリアである東名阪以外ではKDDIから通信設備を借りるローミング(相互乗り入れ)でサービスを提供する。自社エリア外では、データ容量は月2ギガ(ギガは10億)バイトのみだ。

競合のワイモバイルは3ギガバイトのプランを月2680円で提供しており、1年間はキャンペーンとしてさらに容量を4ギガバイトへ増やしている。