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アンジェス(株)【4563】の掲示板 2023/11/14〜2023/11/19

>>984

加えて、付言するならば、
 2018年8月7日(火) 日経産業新聞
 ほぼ、1ページにわたり、大々的に記事掲載

 「ペプチド医薬品」開発へ
    アンジェス、安価に製造
        呼吸不全の治療用   2年後 臨床目指す

大阪大学でマザーズ上場の製薬企業アンジェスは「ペプチド」よ呼ばれる物質を使った医薬品の開発に乗り出す。このほそ海外企業からの化合物の権利を獲得した。まず呼吸不全の治療薬の開発を目指す。これまでは主に遺伝子治療薬を開発してきたが、2年後に臨床試験入りさせ、新たな事業の柱にする考えだ。

 ペプチドはアミノ酸が複数つながった物質。細胞の受容体を刺激して機能を示すものがあり、天然に存在するものとしてはインスリンがよく知られている。
 アンジェスが開発するのは、カナダのスタートアップ企業であるバソミューンが発見した「バスキュロチド」と呼ばれるペプチドだ。このペプチドには血管から物質が漏れ出すのをストップする機能があり、様々な疾患に役立つ可能性がある。
 血管は通常、血管壁を構成する細胞同士ががっちりと密着し、血液成分が外に出ないようにしている。だが外傷や感染などで炎症などが起きると、血管壁を構成する細胞同士の隙間が空いて血管透過性が高まり、そこから白血球や炎症性物質、水分などが漏れ出す。
 何らかの原因で血管透過性が高まったままになると、炎症が悪化したり水分によるむくみが強まったりする。これが気管支で生じれば気管支ぜんそくとなり、腎臓で起きれば急性腎障害となるなど、様々な疾患につながる。
  ・・・   ・・・・  ・・・  ・・・・
動物実験では、インフルエンザウイルス性肺炎、急性腎障害、アトピー性皮膚炎、脳浮腫などに対する有効性が確認できているという。
 まず、急性呼吸窮迫症候群という呼吸不全の治療薬として開発する。感染や化学物資吸入などで肺の血管透過性が高まり、水がたまって酸素交換ができなくなる病態だ。致死的で主に集中治療室での治療が行われる。
 医薬品になれば25億ドル(約2800億円)程度の市場規模が期待できるという。投与経路は静脈注射を想定する。