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エーザイ(株)【4523】の掲示板 2024/05/17〜2024/06/05

私はわんわんさんおっしゃることはごもっともだと思います。
正直なところ、専門医の中でも肯定派と慎重派に別れてます。6対4くらいでしょうか。

ところで、頭痛薬のような対症療法のみの薬を症状改善薬と呼ぶのに対して、レカネマブのような病気の原因自体に作用する薬を疾患修飾薬と呼びます。

例え効果に関して議論の余地があったとしても、現時点で他に効果的な疾患修飾薬がないことから、患者も医療者側もこの薬に頼るしかないんですよね…なのでARIAのリスクを厳しめに説明しても、多くの方が投与を希望します。
認知症が進んでいく姿を見ているだけなのは本当につらいので…

なので医療者としては、むしろこれからどんどん新しい薬が開発、承認されて有効性、安全性が向上することを願ってます。エーザイ独り勝ちの状況は良くないと思うので。

あと、これは下世話な話ですが、認知症の患者数自体はとても多いので、病院の収益向上としても、レカネマブは積極的に投与するよう、経営側からのプレッシャーが半端ないです。

  • >>505

    私もこの掲示板の人間で、表向きは認知症患者の為、未来の為にと言いつつ評価の定まっていないレカネマブのみの承認を喜び、競合のドナネマブなどの否認を願ってる連中は、本当は全く認知症患者の為を思っていないと考えます。

    治療、予防は有効性・安全性・費用対効果など様々な観点で一番良い方法が確立されていくものですし、どの領域も多くの競合薬が出て来て初めて進んでいく解決策もあります。

    ただ今はまだ探索的な時期なので、研究者も兼ねている専門医師は安全性を優先した中で新たな効果を見出したいと症例を増やしていますが、必ずの費用対効果を避けられない治療です。

    会社は数年後に加速度的に処方が増えるとしていますが、それはあくまで試験を超えた新たなエビデンスが得られた場合です。試験通りのエビデンスのままなら、使用はどんどん萎んでいきます。

    そういう意味では競合も出て来て、エビデンスの構築が進んだ方がこの治療そのものが失われずに済む可能性が高まるのですが、それを理解していない方がいますよね。