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(株)フィスコ【3807】の掲示板 2021/06/09〜2021/08/31

米連邦準備制度理事会のトップが仮想通貨に懐疑的であることは有名だが、ある上場投資信託を購入したことで、皮肉にもFRBがビットコインと関連するジャンク債を早くから取り入れた機関となった可能性がある。

2020年の新型コロナウイルスのパンデミックを受け、FRBは社債ETF投資するなどの市場介入を行った。ブルームバーグのデータによると、この投資によってFRBは、SPDRブルームバーグバークレイズヒアイールドボンドETFの第4位の大口保有者となった。

9日、マイクロストラテジーはビットコインの追加購入を目的に5億ドル相当のジャンク債を販売。暗号資産へのさらなるエクスポージャーを求めているが、様々な事情から暗号資産を直接購入することはできない投資家の関心を集めた。

SPDRブルームバーグバークレイズヒアイールドボンドETFの約0.1%がマイクロストラテジーのジャンク債に投資しているため、FRBが同ETFを今も保有している場合は、米金融当局がマイクロストラテジーのビットコイン投資計画に貢献していることになる。

つまり、FRBのジェロームパウエル議長は4月、ビットコインは「非常に投機的な資産」としてみなされるべきだと発言しているが、そのFRBが投機に貢献したということだ。