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(株)ブロードバンドタワー【3776】の掲示板 2018/10/27〜2018/10/29

考え方が似ている人が居たので載せますw

日本株の大きなトレンド変換時にドル円との相関は高いです。日本が不況と言われていた時代の株価の下落トレンドは、ドル円の反転と共に上昇トレンドに変わりました。この時起きたことは何か。海外の機関投資家が日本株(日経225先物)を買った。

そして海外の機関投資家が日本株を買うときに何をするか、この説明はおそらく、どこにも書かれていないのではと思います。

アメリカのヘッジファンドと仮定します。日本株が上がると思うから日本株を買う。日本株が50%上がったら50%の利益が出るのでしょうか。いいえ、そこからドル円のレートを考えなければいけません。日本株が50%上がったのに、円が50%安くなっていたらどうなるでしょう。

日経平均10,000円→15,000円

ドル円100円→150円

元手を10,000ドルとします。購入時、1ドル100円なので10,000ドルを支払い、100万円手に入れることができます。100万円で日経平均を10,000円で100単元買えたとします。(実際の先物の枚数とは違いますが、先物をやったことのない人の為に省略します。)日経平均が15,000円になったので売却して150万円が手に入ります。一ドル150円なのでドルに戻すと10,000ドルになります。

え!

儲かっていない!!

日経平均が上がることを見事当てたのに!!!

儲かっていない!!!!

それを避けるためには、株を購入すると同時にFXでドル円を売る必要があります(ヘッジ)。100万円分の株を購入する際、100万円分の円を売りドルを買います(10,000ドル)。すると、日経平均が15,000円になって150万円を手に入れた際、150万円は1ドル150円でドルを買うので10,000ドルにしかなりません。しかし為替で10,000ドルを買っていたので、それを売ると15,000ドルになります。差額の5,000ドルが儲けになります。

次に、実際のお金の流れです。

実際の海外の機関投資家はどういうプロセスで日本株を買っているか。彼らはドルを持っていますが、基本的には全て信託銀行に預けています。そのドルを担保に円を借ります。その円で日本株を買います。それと同時にドルを担保に円を売ってドルを買います。

日本株が上がると思った海外の機関投資家がやったことは、日本株を買ったことと、そして、円売りドル買いをしたこと。

これで全て謎が解けました!

海外の機関投資家が日本株を買うときは円が売られる。そして日本株を売るときは円が買われる。これは、それぞれ同時に行われるのです。だから日本株の取引時間中、ドル円の動きと日本株の相関が非常に高い時もあれば、低い時もある。それは外国人の取引で日本株が動いているのかどうかが分かる足跡のようなものです。