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ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人【3278】の掲示板

「悪質と把握できず」損保ジャパン社長、顧客保護よりビッグモーター

朝日新聞 2023年9月9日

 中古車販売大手ビッグモーターによる保険金の不正請求問題が、損保大手のトップ辞任に発展した。損害保険ジャパンの白川儀一社長は、契約者の保護よりも、大口の取引先であるビッグモーターを優先する判断を主導し、責任を問う声が強まっていた。まだ社内調査が進んでいる途中での、異例の辞任表明に追い込まれた。

 損保ジャパンはこれまで、第三者委員会の調査を踏まえ、白川社長らによる会見を9月末までに開くとしていた。金融庁による立ち入り検査もこれからだ。調査の内容も全く明らかになっていない中で、会見は突如、8日午後に前倒しされた。

 「信頼回復に向けた第一歩を明確にするため、一日も早い辞任が必要」

 この段階での辞任表明について、白川氏はそう説明した。

 関係者への取材などから浮かび上がるのは、損保ジャパンとビッグモーターのいびつな関係と、契約者の利益を損なってでもそれを維持しようとした白川氏の姿だ。

 両社の関係は旧安田火災時代の1988年にさかのぼる。ビッグモーターが取り次ぐ任意の自動車保険のうち、損保ジャパンのシェアは一時、9割を超え、2022年度でも7割を超えている。

 そんな「超優良取引先」を損保ジャパンは優遇してきた。修理費を査定する際、原則として損保の専門社員によるチェックがいらない「簡易調査」を16年に導入。本来は優良工場だけに認めた対応だが、損保ジャパンは近年、基準に満たないビッグモーターの工場も含めていたという。

 保険金不正が発覚した22年には、追加調査が必要だとして東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険がビッグモーターへの事故車の紹介を見合わせる中、損保ジャパンだけが再開させた。今回、最大の問題になった点だ。

 白川氏は会見で「不正の広がりについて限定的だと考えていた」「悪質な犯罪行為だと把握できていなかった」などと釈明した。


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