アゼアス(株)【3161】の掲示板 2020/11/27〜2020/12/24

日本各地の養鶏場などで鳥インフルエンザの発生が相次いでいる。１日には宮崎県でブロイラー４万羽の殺処分が始まった。感染拡大への懸念が広がる中、株式市場では対策で貢献する関連銘柄を物色する動きが強まっている。

　鳥インフルは１１月に香川県や福岡県、兵庫県で報告され、宮崎でも地鶏の産地として有名な日向市で陽性反応が出た。同県の養鶏場では３年ぶりのこと。鳥インフルをめぐる養鶏の殺処分は今年、既に１６０万羽を上回り、過去最高だった２０１０年の１８３万羽に迫っている。

　この日の株式市場では、防護服のアゼアス<3161.T>が一時前日比４．２％高の８１８円まで値上がりした。鳥インフルの封じ込めが製品の需要につながりやすく、この話題は過去にも相場に反映されてきた。飛沫（ひまつ）防護ガウンやフェースシールドを手掛け、新型コロナウイルス対策でも関心を集めた松屋アールアンドディ（＝松屋Ｒ＆Ｄ）<7317.T>も、大幅高となった。

　関連銘柄はほかに、ウイルス検出キットのシスメックス<6869.T>や、薬剤噴霧器の丸山製作所<6316.T>、防護服の日本乾溜工業<1771.FU> 、防毒マスクの興研<7963.T>、重松製作所<7980.T>などが関連銘柄として浮上する。