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ディーブイエックス(株)【3079】の掲示板 2015/04/29〜

  • >>116

    足の血栓レーザーで除去、削り残り少なく、ディーブイエックスが販売。
    2016/03/16 日経産業新聞 14ページ
     心臓ペースメーカーなど医療機器の販売会社、ディーブイエックスは2017年をめどに足の末梢(まっしょう)血管の詰まりをレーザーで治すカテーテル製品を発売する。販売代理店として取り扱うレーザー装置本体に取り付け、血栓を蒸散させて取り除く。従来の治療法より血栓が残りにくく、大型病院など86カ所に納入したレーザー装置の一層の販売増加を狙う。
     近く厚生労働省に承認申請を行う。新製品は、まずワイヤを血管に通し、あとからカテーテルを入れていく。先端から出る紫外線レーザーが血栓を照射し、蒸散させる。レーザー装置とカテーテルは米医療機器メーカーのスペクトラネティックスが製造している。
     糖尿病の合併症で足の血管が詰まり、先端に血液がめぐらなくなる場合がある。年間3千人が重症化によって足の切断を余儀なくされている。
     血管の詰まりを治すには血管を広げる器具で血流を確保したり、ドリルのような機器で削ったりする手法がある。だが血栓が残ったり、削りかすが別の場所にたまってしまう課題があった。
     レーザー装置は保険適用されておらず定価で6千万円程度。代理店を通じて販売し、レンタルもある。新製品をてこにレーザー装置を年10~15台販売する計画だ。
     レーザー装置の用途として、狭心症や心筋梗塞の原因となる冠動脈の血栓の詰まり解消もある。この用途の製品は15年に2500本販売、前年比4割伸びた。心臓とペースメーカーをつなぐリードと呼ばれる電線を抜く用途もある。ペースメーカーの本体が菌に感染するとリードを通じて感染が広がる可能性があり、リードを抜く際に癒着した組織を蒸散させる。
     千葉茂社長は「高価だが、硬くなった血栓から柔らかい組織まで広く使える」と需要を見込んでいる。
     同社は心臓ペースメーカーや電極カテーテルなどの不整脈事業と、自動造影剤注入装置などの虚血事業を営み、16年3月期の売上高は前期比10%増の315億円、営業利益は7%増の15億円となる見通し。