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ピクセルカンパニーズ(株)【2743】の掲示板 2024/04/08

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lupine0088 強く買いたい 4月8日 21:39

世界の人工知能(AI)関連株が脚光を浴びている。産業技術を投資テーマとする米運用会社スピア・アドバイザーズのイヴァナ・デレフスカ最高投資責任者(CIO)は、米半導体大手エヌビディアについてバリュエーション(投資評価)が「歴史的な低水準で下値リスクが小さい」と指摘する。

――上場投資信託(ETF)の「スピア・アルファETF」では構成銘柄の首位がエヌビディアです。

「生成AIが人口に膾炙(かいしゃ)する前から、データセンター部門は年平均成長率(CAGR)が40%以上の成長率が高い企業だった。生成AIブームが来てよりその波に乗ったことで今も驚異的な成長をみせている」

「2021年時点のポートフォリオの中の構成比率は今ほど大きくなかった。半導体サイクルが不況だったときに、循環的な回復を見越して少しずつエヌビディアのポジションを増やしてきた」

――エヌビディア株の上昇は続きますか。

「エヌビディアほど競争力が高く効率的な製品を持つ企業は出てきておらず他の追随を許さない。例えば機械学習用GPU(画像処理半導体)を搭載したスパコン『DGX』のような毎年パワフルで費用対効果の高い新製品を発表し続けている。新規参入者がいたとしてもエヌビディアがこの分野のリーダーとしての地位を失うとは考えにくい」

「もしデータセンター事業が市場が予想するペースで成長すれば業績はさらに上向くだろう。我々はこれから始まるAIトレンドのかなり初期の段階にあるにすぎない」

「企業が生み出す将来キャッシュフローの現在価値を算定するDCF法で見ると、株価は歴史的な低水準で取引されている。2023年のような急上昇はないだろうが、長期には上値余地があるとともに下値リスクが小さいとみている。最大の懸念点は人びとがもうチップを必要ないと考え、需要が一気に減ってしまうということだ」

――AI関連で注目する分野は。

「AI需要の拡大によってデータインフラの分野がこれから大きく恩恵をうけていくだろう。特にサイバーセキュリティーだ。クラウドのセキュリティーは全く新しい分野でまだまだ市場規模も小さく成長余地も大きい」

「AIに関連するすべてのデータが安全とはまだいえない。利用データはさらに増えており、インターネットのセキュリティーと端末を保護してサイバー攻撃から守るエンドポイントセキュリティーの需要が伸びるとみている」

――投資スタイルを教えてください。

「米運用会社シタデルなどでアナリストとして培ったテクノロジーや産業分野の専門知識をもとに、アルファ(超過収益)の獲得を目指すロング(買い持ち)戦略のETFを提供する運用会社を始めた。数百ドルあれば個人でもヘッジファンドに投資する効果を得られるようにしたい」