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ダイドーグループホールディングス(株)【2590】の掲示板 2015/04/28〜2019/03/04

同じ缶コーヒーを買うにも近所のスーパーやドラッグストアなどの量販店に行けば
円以下で特売をしている日もあれば、コンビニでもポイントカードや電子マネーを
使うと割引になることがある。
にもかかわらず、自販機は基本的に「定価」なので130円。
手売りの店で安く買おうと考えるのは当然の消費者心理だ。
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2014年の消費増税も追い打ちをかけ、いまや飲料販売全体に占める自販機ルートの
販売比率は3割台まで落ち込むが、
自販機の台数は減るどころか増え続けて飽和状態になっているという。
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一体なぜなのか。飲料総研の宮下和浩氏がいう。
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「コンビニの台頭もあり、自販機の販売比率はすでに1996年ぐらいから
ずっと下がり続けてきました。
かつて、飲料業界では不採算機を撤去しようという動きもあったのですが、
自販機はたとえ販売本数が減っても利益の6割以上を稼ぐ“ドル箱”なので、
既存の台数は何とか死守したい。そこで起きたのがライバルメーカーとの連携です」
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いま、街中の自販機を見ると、各メーカーの専用機に加え、
いろいろなメーカーの売れ筋飲料が混在する“オールスター機”が
増えたことに気付くはず。
これらは自販機台数を減らさずに、主力商品の相互販売で1本でも多く
利益を取り戻そうとする飲料メーカーの苦肉の策だったのである。