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(NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場【1699】の掲示板 2016/02/29〜2017/06/26

先物を運用してETFにする特性の不理解とロールオーバーコストの意味も勘違いしていました。野村の商品リスク説明は甘いと思います。

僕の理解ですが、

http://fintaka.seesaa.net/s/article/438863210.html

  • >>376

    Nomura原油インデックスの算出方法を理解することです。

    公開されているルールブックによれば、Nomura原油インデックスは、2008年12月31日(基準日)の WTI先物の清算価格を 1000 として、その後は日々の WTI清算価格の変化率と同じ変化率で計算して求めることになってます。

    つまり、今のWTI価格の絶対値から直接求められるものではなく、基準日のインデックスから延々と計算を繰り返して求められているわけで、その計算に使われるのがWTI先物(の前日比変化率)ということです。

    使われるWTI先物は基本的には直近第1限月だけど、実は最終取引日までずっと第1限月を使用するわけではなく、月の途中で第2限月に切り替わることになってます。

    その切り替えルールは、ルールブック( 4.1 構成銘柄等)に記載されてますが、読んだだけではサッパリ分かりません。

    そこで実際のデータを使ってどういうにルールなのか調べてみた結果、判明したことは次の通りです。

    1.毎月のNY第4営業日までは、WTI第1限月の清算価格の前日比変化率を用いて計算

    2.毎月のNY第5営業日は、WTI第1限月の清算価格の前日比変化率と第2限月の前日比変化率の平均を用いて計算

    3.毎月のNY第6営業日以降第1限月の最終取引日までは、第2限月の前日比変化率を用いて計算

    4.毎月の第1限月の最終取引日の翌日以降は、WTI第1限月の清算価格の前日比変化率を用いて計算(→1に戻る)

    このルールで過去数ヶ月分のNOMURA原油インデックスの公表値と自分の計算値を比較してみましたが、すべてピタリと一致しました。

    このように、NOMURA原油インデックスはブラックボックスではありません。ルールがわかれば誰でも簡単に計算できるものです。

    もしNOMURA原油インデックスがブラックボックスだったら、誰もそんなETFを買う気にならないでしょう。(少なくとも私は買う気になりません。)

    このルールを理解すれば、NOMURA原油インデックスは、毎月NYの第4・5営業日の清算価格における第1・第2限月の価格差(限月間スプレッド)の2日間の平均値をロールオーバーコストとして反映する仕組みなのだということも理解できると思います。

    私は以上のことが理解してからここを売り買いするようになりました。

  • >>376

    「原油現物に投資できたら、ロールオーバーコストなんか要らないのに」 と考えるのは自然ですが、その先を考えましょう。

    もし原油現物に投資するとなると、買った原油を引取り、どこかに保管しなければならないし、売却したら買い手に引き渡さなければならない。引取、保管、引渡しにはそれだけコストがかかります。

    特に、何ヶ月も保管するとなるとずっと保管コストがかかります。

    原油先物価格が、期近よりも期先の方が高くなっているのは、市場参加者の先高予想を反映しているだけでなく、原油の保管コストも反映しているわけです。

    これは原油や穀物などの商品先物に特有の問題であって、株価指数先物や債券先物など、保管や受渡にコストのかからない先物と大きく異なる点です。