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日銀は国債買い入れの減額方針を決め、3月の17年ぶりの利上げによる政策金利に続き、バランスシートの正常化に向けた一歩を踏み出した。一方、具体策の公表は次回会合に先送りされたことから、市場では7月利上げの可能性が低下したとの見方が出ている。 大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミストは、「7月に市場参加者の意見を聞くことで、予見性を高めて政策の柔軟性を確保しようということだ」と指摘。7月に減額の詳細を決めるのに合わせて利上げすることは考えづらいとし、「マーケットが思っているよりも日銀は追加利上げに焦ってない」との見方を示した。 日銀の国債保有が国内総生産(GDP)に匹敵する規模に膨らんでおり、植田和男総裁は国債買い入れの減額とそれに伴ってバランスシートを圧縮していく方針を重ねて表明していた。タイミングについては、3月の政策変更が「消化される様子を見てからと考えている」との見解を示していた。 声明では、景気は「一部に弱めの動きもみられるが、緩やかに回復している」との判断を維持。先行きも潜在成長率を上回る経済成長を続けるとの見通しだ。物価面では、重視する消費者物価の基調的な上昇率について、2026年度までの展望リポートの見通し期間の後半には、「物価安定の目標とおおむね整合的な水準で推移すると考えられる」との認識を示した。 発表後に円安進行 今会合の結果発表後、東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=157円98銭まで円安に振れた。発表前は157円台前半で推移していた。債券市場では新発10年債利回りが前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.945%で推移している。東京株式市場では日経平均株価が午後の取引で上昇し、一時3万9000円台を回復した。 ブルームバーグのエコノミスト調査では、今会合で国債買い入れの減額方針が決まるとの見方が54%と過半を占めていた。一方、政策金利については、ほぼ全員が据え置きを予想し、10月会合と並んで最多の33%が7月会合での追加利上げを見込んでいた。 SMBC日興証券の丸山義正チーフマーケットエコノミストは、減額方針の決定を受けて「金融政策の正常化プロセスは一歩前進」と指摘。利上げと減額とは切り離されているとした上で、次の利上げは10月とのメインシナリオは変わらないと述べた。
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日経平均、一進一退か 円安が支え(先読み株式相場)2024年6月10日 8:05 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL1004P0Q4A610C2000000/ 10日の東京株式市場で日経平均株価は前週末終値を挟んでの推移か。5月の米雇用統計の発表後に円相場が大きく円安・ドル高方向に振れたのを受けて自動車株などに買いが先行しそうな半面、米長期金利の上昇は半導体関連などハイテク株への売りを促す可能性が高い。日経平均は前週末7日の終値(3万8683円)近辺で3万8400円〜8700円台程度での一進一退が考えられる。 前週末7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比87ドル(0.22%)安の3万8798ドルで終えた。この日発表された5月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を大きく上回り、米労働市場の底堅さを示す内容だった。 このところ発表されていた雇用関連の指標は市場予想を下回る内容が目立ち、市場では米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ期待を織り込んで米長期金利は低下傾向にあった。しかし、雇用統計を受けて一転、過度な利下げ期待が後退して米長期金利は一時4.4%台前半まで大幅に上昇した。ハイテク株にも利益確定の売りが優勢となり、ナスダック総合株価指数は0.23%安と続落した。 米長期金利の上昇で外国為替市場では日米金利差を意識した円売り・ドル買いが膨らみ、円相場は一時、1ドル=157円台に下落した。日本時間10日早朝も156円台後半で推移しており、東京市場では自動車など輸出関連株の買いを誘う要因となりそうだ。半面、米金融政策の先行き不透明感から値がさの半導体関連への買いが見送られるようだと、相場全体としては方向感が乏しくなるだろう。 日本時間8日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇した。6月物は前日の清算値と比べ20円高い3万8670円で終えた。 きょうは内閣府が1〜3月期国内総生産(GDP)改定値を発表する。アジアでは香港、中国(上海・深セン)、台湾市場が休場となる。
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直近24年4月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比の上昇率は2.7%と3月(2.9%)から鈍化し、21年3月以来の低水準となった。マックレム総裁は記者会見で「ソフトランディング(軟着陸)したとは言えないが、滑走路は視界に入っている」とインフレの鈍化に自信を示した。 景気の減速も判断を後押しした。23年第3四半期に前年同期比でマイナスに転じた実質国内総生産(GDP)は24年第1四半期に前年同期比1.7%増(年率換算)と回復基調にあるが、依然としてカナダ中銀の見通しを下回って推移する。 カナダ中銀は今回のインフレ局面でG7として初めて利下げに転じた中銀となった。欧州中央銀行(ECB)も6日の理事会で4年9カ月ぶりに利下げに転じるとみられる。一方、米連邦準備理事会(FRB)は6会合連続で政策金利を据え置く。日銀は3月に17年ぶりとなる利上げに踏み切ったばかりだ。 市場は「残る年内全ての理事会で0.25%ずつ利下げを進めていく」(シティグループのベロニカ・クラーク氏)とみるが、現状、カナダ中銀は今後の利下げの道筋について明言を避けている。記者会見で次回7月の理事会で利下げを決める可能性について問われたマックレム総裁は、「もう少しこの瞬間を楽しもうじゃないか」と話し、会場の笑いを誘った。 実際、家賃など一部の品目にインフレ圧力が残るとして、引き締め的な金融環境は維持する。「急速な利下げはこれまでの(インフレ鈍感の)進展を危険にさらすことになる」(マックレム氏)ためだ。5日の理事会では22年5月以来続けている量的引き締め(QT)の継続も決めた。
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マレーシアリンギ、底入れか GDP好調、成長に期待 マレーシアリンギが対ドルで下げ止まる兆しが出てきた。リンギ相場は米国との金利差から売られやすい地合いが続いてきたが、2024年2月に付けた約26年ぶりの安値圏である1ドル=4.8リンギ前後を底値に持ち直している。足元では4.7リンギ前後で推移する。 背景には堅調な経済成長がある。マレーシア中央銀行が17日発表した1〜3月期のマレーシアの実質国内総生産(GDP)は前年同期比4.2%増と市場予想(3.9%増)を上回った。内需が好調で、輸出も回復基調だ。 マレーシア中央銀行はリンギ相場は「経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)や成長性を反映していない」と主張し、政府と協力して資金流入を促してきた。こうした政府や中銀の施策もリンギ安に歯止めをかけているとみられる。
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昨夜のイエレン財無長官の発言記事を見て、米国中がお花畑だと感じ(´・ω・`) もっとも、ホワイトハウスの経済諮問委員会(CEA)から出された報告書を読んだ だけの内容ではある物の、2024年から10年間インフレ調整後の利払いが1.3%で 推移すると本心で思っているのか、単に市場に動揺与えないための戦略か😅 そもそも2019年から倍増した国債発行高とその後高利率な物に借り換えで、ただ でさえ自転車操業なのに、こんな試算が出た事自体どうなん?と思う訳で😅 余程早期にFRBがガッツリ利下げした上で、GDPの成長率が今以上にならない限り こんな試算にならない訳(もっとも一番最悪の試算結果も出されているはず)で、 ウォラー理事が今週再三再四「米国債の供給が需要を上回り始めれば、価格は下が り、利回りは上昇する」と発言している事に対応した形とは思うけど😅 ・・・逆にこんな素人目にも怪しいデータ出される方が不安に感じますよ😅 イエレン米財務長官「金利予想を引き上げた」、歳入増加の必要性強調 2024年5月25日 22:07 JST 金利は長期的に依然見込んだよりも高くなる見通しで、それが米政府の借り入れ需要抑制を困難にすると、イエレン財務長官が指摘した。共和党議員と歳入増加について協議することがとりわけ重要になっているという。 イエレン氏は24日のブルームバーグニュースとのインタビューで、「われわれは金利予想を引き上げた」と発言。「これで確かに違いが生まれる。財政赤字や金利費用の抑制がもう少し難しくなる」と続けた。 バイデン政権の予算案について、持続可能な財政軌道を確保するものだとイエレン氏は説明。国内総生産(GDP)に対するインフレ調整後の利払いの比率を重視しているとあらためて強調した。この比率は昨年上昇したが、ホワイトハウスは1.3%前後で向こう10年間安定するとみている。 ※つづきとグラフはWEBで https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-25/SE1FX8T0AFB400
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韓国株23日 3日続落、2週ぶり安値 機関投資家が売り 現代自安い 23日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は小幅ながら3日続落した。終値は前日比1.65ポイント(0.06%)安の2721.81で、2週間ぶりの安値だった。指数はプラス圏での推移が長く続いた。だが時価総額が大きいサムスン電子が大引け間際に急速に伸び悩み、相場を押し下げた。市場全体では国内の機関投資家の売り越しが目立った。 韓国銀行(中央銀行)は23日、2024年の実質国内総生産(GDP)の成長率見通しを2.5%と、従来の2.1%から引き上げた。政策金利は3.50%と据え置いた。 現代自動車や、電池大手のLGエネルギーソリューションが安い。金融株が下げた。 半面、半導体のSKハイニックスが高い。米エヌビディアの好業績や、韓国政府による半導体産業への支援拡大が好感された。サムスン電子は0.77%高で引けた。LG化学も上げた。
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田巻一彦 2024年5月17日 [東京 16日 ロイター] - 4月米消費者物価指数(CPI)が小幅に鈍化し、米国が年内に2回利下げするとの観測が市場で盛り返してきている。ただ、詳細にデータをみると、米インフレの粘着性は継続しており、市場が織り込む2025年の3回の利下げには暗雲が漂う。日米金利差に敏感なドル/円は、150円台での滞空時間が長期化するのではないだろうか。 23年の平均レート140.56円から10円超の円安が前提となる日本経済に何が起きるのか。輸出系企業を中心とした増益を追い風にした株高と、円安起点の物価上昇率の加速が並立する展開が予想される。国内総生産(GDP)の5割強を占める個人消費は、物価上昇によるマイナス効果と賃上げ・定額減税によるプラス効果の綱引きによって決まりそうだ。 <来年3回の米利下げ、視界不良> 15日の米株と16日の日本株がともに上昇した大きな要因は、米連邦準備理事会(FRB)が年内に2回利下げする可能性があるとの思惑が再び大きく広がったことだ。4月のCPI上昇率は前年同月比で3.4%と、3月の3.5%から鈍化。前月比の伸びも0.3%と、2月および3月の0.4%から鈍化したことが材料視された。 また、15日発表の4月米小売売上高(季節調整済み)が予想外に横ばいとなり、米金利が低下したことも米株の上昇につながった。 ただ、4月CPIのデータを詳細に見ると、このままFRBの目標である2%へ向けて上昇率が低下していくとみるのは楽観的に過ぎるようだ。家賃を含む住居費が3カ月連続で0.4%上昇し、ガソリン価格の伸び幅は3月の1.7%から2.8%に拡大した。また、CPIの3カ月前比・年率は4.1%と高止まっており、粘着性の強さを示している。 こうした点を踏まえると、パウエルFRB議長の主導の下で9月と12月に2回の利下げを行ったとしても、足元で市場が織り込んでいる25年中にさらに3回の利下げは、前途の視界が不良ではないかと指摘したい。 米インフレの粘着性の強さがこれから一段と市場に織り込まれていけば、日米金利差の動向に敏感になっているドル/円は、150円を割り込まずに150円台のレンジの中で推移する期間が長期化する可能性が高まっていると筆者はみる。
>ロシア中央銀行は26日開いた…
2024/06/15 10:57
>ロシア中央銀行は26日開いた金融政策決定会合で、政策金利を16%で据え置くことを決めた。据え置きは3会合連続となった。 中銀は声明で「現在のインフレ圧力は徐々に緩和されつつあるが、依然として高い水準にある」と指摘した。3月のインフレ率は7.7%と高水準で推移する。 中銀は「ほとんどの産業で労働力不足が加速している」と人手不足が深刻になっていると指摘した。 ロシア経済は内需の回復やウクライナ侵略の長期化による軍需関連の需要増が続いている。中銀は2024年の国内総生産(GDP)成長率を2.5〜3.5%増とプラス成長が続くとみている。> 政策金利、16%で大丈夫なんですね。 アメリカは今の金利で国家破綻の危機にあります。 中国銀行総裁のオバちゃん、北京にも行ってたし、サウジにも行ってた。