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【日本市況】株式は6月最大の下落、仏政治混迷リスク-中長期債上昇 2024年6月17日 14:00 JST Bloomberg 17日の日本市場ではフランスの政治混迷に対する懸念が広がり、リスク資産の持ち高を減らす動きから株式相場が大きく下げた。日経平均株価は一時800円以上安くなり、6月に入って最大の下落。一方、安全資産志向の高まりで債券相場では中長期債が上昇し、円の対ドル相場は157円台前半で小動きとなっている。 マクロン仏大統領は前週、欧州議会選挙での惨敗を受けて6月30日と7月7日の2段階に分け国民議会(下院)選挙を実施すると表明。世論調査でポピュリストのルペン氏率いる極右政党・国民連合(RN)が高い支持率を集めていることから、フランスの財政・金融リスクや欧州全体の政治的混乱に発展する可能性が警戒され、14日の取引で仏CAC40指数は大幅続落し、ユーロは対ドルや対円で下げた。 東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、フランスでポピュリズムが優勢となると財政拡張的な政策で財政赤字が膨らみ、ユーロ安になることが懸念されていると指摘した。 17日の日本市場の株式・債券・為替相場の動き 東証株価指数(TOPIX)は前週末比1.9%安の2694.12-午後1時35分現在 日経平均株価は2.1%の3万7980円62銭 長期国債先物9月物は前週末比一時25銭高の144円17銭まで上昇 新発10年国債利回りは1.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.915% 新発30年国債利回りは2bp上昇の2.110% 円は対ドルで前週末比4銭高の157円36銭-午後1時35分現在 株式 東京株式相場は大幅反落。日経平均株価は5月30日以来、3万8000円を一時割り込んだ。フランスの政治危機に対する警戒からリスク資産の株式の持ち高を減らす動きが強まっており、輸送用機器や精密機器など輸出セクター、石油や鉱業、商社を含む卸売など資源セクター、不動産などを中心に東証1部33業種は全て安い。 TOPIXを最も押し下げているのはトヨタ自動車で、売買代金上位では欧州売上高比率の高いマツダやソニーグループなども安い。輸出セクターは、円相場が先週の日本銀行の金融政策決定会合後の安値から反発したこともマイナス材料だ。 アセットマネジメントOneの浅岡均シニアストラテジストは、フランスの政治情勢への懸念から投資家が安全資産に逃避し、世界的に景気敏感株が売られていると指摘。「日本の株式市場は世界的な景気敏感株の代表格だ」と述べた。 債券 債券相場は中長期債が上昇。フランスの政治懸念からリスク回避が広がり、米国の長期金利が低下した前週末の流れを引き継いだ。一方、日銀が14日の金融政策決定会合で国債買い入れ減額の具体案を先送りしたことによる不透明感が相場の重しとなっており、超長期債は下落している。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、グローバルなリスクオフで日本でも金利低下圧力が生じているが、減額規模の不透明感から現物債は「伸び悩んでいる印象」だと言う。超長期債については需給不安に加え、先週の金利低下の反動もあり、売られているとの見方を示した。 外国為替 東京外国為替市場の円相場は1ドル=157円台前半と前週末のニューヨーク終値付近で小動き。フランスの政治リスクを懸念したリスク回避による株安が円買い戻しを誘う一方、仏極右派のルペン氏が市場の懸念を和らげる発言を行ったことが円の重しとなっている。 りそなホールディングス市場企画部の井口慶一シニアストラテジストは、ルペン氏の発言から「実際に政権を取った際には現実路線になっていくとみられ、欧州政治発のリスク回避の動きは少し和らいだ」と指摘。前週末の日銀金融政策決定会合の結果を受け「7月利上げ観測が後退し、円は売られやすい」と述べた。 関連記事 マクロン仏大統領が賭けに出た選挙、ブレグジットの悪夢再来リスク ルペン氏、マクロン氏と協力する意向表明-投資家や穏健派にアピール 米消費者センチメント、7カ月ぶりの低水準-ミシガン大調査
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近年は地合い(相場の活況)が良いですが、 天井3日、底100日という格言があるくらい、下げや底値がほとんどなのが、株式市場です。 長く続く下げや底値を我慢して、僅かな期間の上げをとる、 株の利益は我慢料なんて言ったりします。 そのまま持つのも我慢、 思い切り、損切りして、 次別の銘柄を買っても思ったように上がらなくて我慢、そんなことを繰り返し、 最後は気絶しますが、 たまに増えます。 余力の現物なら良いのではないでしょうか。
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日本の株式市場はこれからは秋ごろまでは下がる⤵でしょうね!!株は一旦手仕舞いがいいと思います。
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そうね。日本株式市場沈没だから、日立だけでなく、東証ブライムほぼ全滅ですね。 流石に日立に限らず日本株全部どうするか悩む
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フランスの政治制度では大統領は議会の意向を踏まえて首相を任命する。選挙の結果次第では、中道のマクロン大統領に対して首相は極右か左派というねじれ現象が生じる可能性がある。 予算編成など内政は首相が主導する。極右首相が人気取りのため公約する付加価値税の引き下げなどに踏み切れば、新型コロナウイルス禍で膨らんだ財政の再建シナリオは崩壊する。RNに続いて支持率が高い左派連合も、年金改革見直しや最低賃金引き上げなどの大盤振る舞いを公約している。 仏国債は5月に米格付け大手S&Pグローバル・レーティングが格付けを引き下げたばかり。政治の混乱が財政悪化につながりかねず、格下げ懸念を再燃させている。 仏株式市場では金融株の下げがきつい。仏金融大手BNPパリバやソシエテ・ジェネラルは先週、12〜15%安の下落となった。大手銀行はその国の格付け水準が上限となる「ソブリンシーリング(天井)」効果を受けやすいとされる。ポピュリズム(大衆迎合主義)が台頭すると銀行課税などが検討されるとの思惑も重荷になった。
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マツダの2024年3月期における欧州の販売台数は18万台。全体(124万台)の15%を占める。欧州景気の弱さから、25年3月期の販売台数は前期比2%増の18.3万台にとどまる見通しとしていた。欧州政治の混乱が景気に響けばさらに落ち込みかねない。 マツダは6日に認証不正が発覚した車種の生産を停止していた。現行で販売している車種の不正だったことから、トヨタ同様に影響が大きくなるとの見方が出ている。ある国内シンクタンクのアナリストは「欧州は日本と相互認証の対象となっており、国内の認証不正が欧州での販売減につながる可能性もある」と指摘する。 欧州の売上高比率が高い銘柄では自動車関連や精密大手などの下落が目立つ。24年3月期に欧州の売上高比率が4割だった日本板硝子は3%下落した。欧州の売上高比率が3割のコニカミノルタも3%安、同2割のNTNが4%安となっている。 世界の株式市場は5月は日米欧とも上昇しており、米国を中心に上値を試す展開となっていた。ただ、6月に入り、S&P500種株価指数やナスダック株価指数が最高値圏にある米国を除くと、調整色が強まり始めている。
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日経平均一時800円安 重なる悪材料、マツダ年初来安値 17日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅安となり、前週末比の下げ幅は一時800円を上回った。フランスの政治混迷を受けて14日にかけて欧州株が大幅安となり、週明けの東京市場でもリスクオフのムードが強まった。米国の景気減速や自動車の認証不正と悪材料が重なり、持ち高を減らす動きが広がっている。 日経平均は373円安で始まったものの、徐々に下げ幅を拡大し、午前終値は708円安の3万8106円だった。午前は日経平均採用銘柄の約9割が下がった。 フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッドは「日銀の金融政策決定会合は大きく下げる材料にはなっていない。フランスやドイツなどの欧州株が下落した売りが波及し、日本株にも先物主導とみられる売りが出た」と指摘する。 14日は仏株価指数のCAC40が2.7%安、ドイツ株式指数DAXが1.4%下げており、欧州株安が日本に波及した形だ。 6月末から投票が始まるフランスの下院選では極右の国民連合(RN)の躍進が見込まれる。人気取りのために公約する付加価値税の引き下げなどが財政を悪化させるとの不安が高まっている。野村証券の岸田英樹シニア・エコノミストは「国債の格下げが銀行融資に悪影響を及ぼし景気の重荷になる可能性がある」と話す。 日本株には米国の景気減速と自動車の認証不正、欧州の政治懸念と複数のリスクが重なり合う。そのなかで、下落が目立つのが欧州関連株だ。認証不正と欧州不安の両面が重荷となったマツダ株は17日に一時4%安となり、連日で年初来安値を更新した。
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◆2024年6月17日 13:00 日本経済新聞より 【東証後場寄り 日経平均、750円安 海外勢が先物売り】 17日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は、前週末比750円ほど安い3万8050円前後と軟調に推移している。欧州の政治情勢を巡る不透明感などを背景に海外勢による株価指数先物への売りが優勢になっている。 市場では「日本株はこれまで堅調な推移が目立っていたため、リスクオフの流れを受け、海外勢による持ち高調整の売りが出やすくなっている」(国内証券のトレーダー)との声が聞かれる。 前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約514億円成立した。 12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆9926億円、売買高は8億9269万株だった。 ファストリや東エレク、アドテストが売られている。一方、太陽誘電やエーザイ、日産化は上げている。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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寿司バブルというか、株式市場がバブルなんだろうか??
東京株式市場はほぼ全面安
2024/06/17 14:19
東京株式市場はほぼ全面安