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日経平均株価【998407】の掲示板 2018/04/06



金相場の堅調地合がプラチナ相場も支援しているが、銅相場の軟調地合が続いている限りは、本格的なリバウンドは要求されていない。銅相場が落ち着きを取り戻せば、再び「工業用金属」から「貴金属」にプラチナ相場のテーマがシフトする形で、金とプラチナ相場の相関が一気に高まる方向でみている。ただ、現状では金相場と銅相場のどちらを重視すべきかと問われれば、銅相場を重視するのが正解であることは、上述の相関係数の数値からも議論の余地はない。


金価格とプラチナ価格のスプレッドは、2月末の329.80ドルに対して、3月26日時点では404.60ドルまで拡大している。当該期間の金相場が37.10ドル高に対して、プラチナ相場は37.70ドル安である。プラチナ相場は金相場をアンダーパフォームするのみならず、逆行現象さえ確認できる状況にある。過去のリスクオフ局面を通じてみると、マクロなレベルでは金相場とプラチナ相場は強い相関関係を維持する見通しである。ただ、保護主義政策に対する懸念が高まった現在の相場環境にあっては、金相場の上昇トレンドに対してプラチナ相場は横這いでも健闘したと言える状態であり、寧ろ若干の下振れリスクも想定しておく必要がある。金買い・プラチナ売りの裁定取引もワークする環境に変化は確認できない。

日経平均株価【998407】   金相場の堅調地合がプラチナ相場も支援しているが、銅相場の軟調地合が続いている限りは、本格的なリバウンドは要求されていない。銅相場が落ち着きを取り戻せば、再び「工業用金属」から「貴金属」にプラチナ相場のテーマがシフトする形で、金とプラチナ相場の相関が一気に高まる方向でみている。ただ、現状では金相場と銅相場のどちらを重視すべきかと問われれば、銅相場を重視するのが正解であることは、上述の相関係数の数値からも議論の余地はない。   金価格とプラチナ価格のスプレッドは、2月末の329.80ドルに対して、3月26日時点では404.60ドルまで拡大している。当該期間の金相場が37.10ドル高に対して、プラチナ相場は37.70ドル安である。プラチナ相場は金相場をアンダーパフォームするのみならず、逆行現象さえ確認できる状況にある。過去のリスクオフ局面を通じてみると、マクロなレベルでは金相場とプラチナ相場は強い相関関係を維持する見通しである。ただ、保護主義政策に対する懸念が高まった現在の相場環境にあっては、金相場の上昇トレンドに対してプラチナ相場は横這いでも健闘したと言える状態であり、寧ろ若干の下振れリスクも想定しておく必要がある。金買い・プラチナ売りの裁定取引もワークする環境に変化は確認できない。