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日経平均株価【998407】の掲示板 2018/03/11

(C)日刊ゲンダイ

 政界工作まで発覚した森友学園疑惑。問題の国有地の“登記”を巡って新たな疑惑が浮上だ。森友学園が2013年9月に土地取得に手を挙げる半年以上前、突然、錯誤(勘違い)を理由に所有権が「新関西国際空港」(新関空会社)から、国に戻されているのだ。なぜ、不可解な登記変更が行われたのか。背後に大きな政治力があったのではないか。
 コトのあらましはこうだ。
 所有者だった国は、12年7月、現物出資により土地を新関空会社に譲っている。新関空会社は政府が100%出資する株式会社だ。その後、10月22日には所有権移転の登記もちゃんと完了している。ところが、3カ月もしない翌13年1月10日、所有権移転が“勘違い”だったとして、所有権はアッサリ国に戻っている。安倍政権が発足した2週間後のことだ。
 しかし、国家が所有権移転を「勘違い」するなんてことがあるのか。
 この問題に詳しい渡辺輝人弁護士は首をかしげる。
「所有権移転の登記にあたっては、両者で出資契約書などをしっかりチェックするはずです。国が行う億単位の土地の現物出資で、勘違いで所有権が移転するとは、にわかに信じがたいですね」
 一方、ちょうど、この頃、森友学園は小学校新設のための土地を探していた。
「籠池理事長にとっては自分の住む豊中市でもあり、ベストの土地だったと思います」(木村真豊中市議)
 政界関係者がこう言う。
「問題の国有地は最初、定期借地契約が締結され、最終的に8億円も値引きされて払い下げられている。こうした異常な便宜は、さすがに株式会社ではやりにくい。それで、森友学園のために、たった3カ月で“錯誤”を理由に国有地に戻されたのではないか。だとしたら、大きな政治力が働いたとしか考えられません」
 異様なのは、国有地の“登記”変更なのに、どんな錯誤だったのか、安倍政権が明らかにしようとしないことだ。国交省大阪航空局に聞いた。
「手続き上のミスであったことは確かですが、どういう錯誤だったかは、回答が準備できていない。まだどこのメディアにも答えられていない状況です」(広報対策官)
 森友学園の疑惑は闇が深い。徹底解明が必要だ。

日経平均株価【998407】 (C)日刊ゲンダイ   政界工作まで発覚した森友学園疑惑。問題の国有地の“登記”を巡って新たな疑惑が浮上だ。森友学園が2013年9月に土地取得に手を挙げる半年以上前、突然、錯誤(勘違い)を理由に所有権が「新関西国際空港」(新関空会社)から、国に戻されているのだ。なぜ、不可解な登記変更が行われたのか。背後に大きな政治力があったのではないか。  コトのあらましはこうだ。  所有者だった国は、12年7月、現物出資により土地を新関空会社に譲っている。新関空会社は政府が100%出資する株式会社だ。その後、10月22日には所有権移転の登記もちゃんと完了している。ところが、3カ月もしない翌13年1月10日、所有権移転が“勘違い”だったとして、所有権はアッサリ国に戻っている。安倍政権が発足した2週間後のことだ。  しかし、国家が所有権移転を「勘違い」するなんてことがあるのか。  この問題に詳しい渡辺輝人弁護士は首をかしげる。 「所有権移転の登記にあたっては、両者で出資契約書などをしっかりチェックするはずです。国が行う億単位の土地の現物出資で、勘違いで所有権が移転するとは、にわかに信じがたいですね」  一方、ちょうど、この頃、森友学園は小学校新設のための土地を探していた。 「籠池理事長にとっては自分の住む豊中市でもあり、ベストの土地だったと思います」(木村真豊中市議)  政界関係者がこう言う。 「問題の国有地は最初、定期借地契約が締結され、最終的に8億円も値引きされて払い下げられている。こうした異常な便宜は、さすがに株式会社ではやりにくい。それで、森友学園のために、たった3カ月で“錯誤”を理由に国有地に戻されたのではないか。だとしたら、大きな政治力が働いたとしか考えられません」  異様なのは、国有地の“登記”変更なのに、どんな錯誤だったのか、安倍政権が明らかにしようとしないことだ。国交省大阪航空局に聞いた。 「手続き上のミスであったことは確かですが、どういう錯誤だったかは、回答が準備できていない。まだどこのメディアにも答えられていない状況です」(広報対策官)  森友学園の疑惑は闇が深い。徹底解明が必要だ。