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日経平均株価【998407】の掲示板 2017/11/04

2017年11月3日
米国の死体市場、売られた部位が語るドナーの悲劇

コディ・ソーンダースさんは1992年、心臓には穴が開き、腎臓は機能していない状態でこの世に生を受けた。複数の先天異常を発症する難病「ヴァーター症候群」と診断された。

コディさんは24歳の誕生日に亡くなった。生前、66回の手術と1700回を超える透析治療を耐え抜いた、と両親は語る。フェイスブックに陽気なセルフィー(自撮り)写真を掲載し、苦しみを隠す日もあった。また、胸の傷に包帯が巻かれた姿で病院のベッドでポーズを取り、耐え難い現実を共有する日もあった。

コディさんは米テネシー州のキャンプ場で、年季の入ったトレーラーハウスに両親と一緒に暮らしていた。2016年8月2日、コディさんは、透析から帰宅する途中で心臓発作を起こし亡くなった。貧しくて埋葬も火葬もできず、両親は息子の遺体を「リストア・ライフUSA」という団体に提供した。この団体は、献体を丸ごと、あるいは部分的に研究者や大学、医療研修施設などに売っていた。

「他に何も手立てがなかった」と、コディさんの父親リチャードさんは語る。

コディさんが亡くなったその月に、リストア・ライフは彼の頸椎を売った。数回のメールのやりとりを経て、300ドル(約3万4000円)と送料だけで取引は成立した。

リストア・ライフが顧客を厳しく審査しているかは不明だ。だが、同社の従業員が顧客の身元をしっかり確認していたなら、頸椎を買ったのがロイターの記者だと分かっただろう。

ロイターは、いかにたやすく遺体の一部が売買され、それらが医学研究に有用かどうかを検証しようとしていた。頸椎のほか、ロイターはその後、リストア・ライフから人の頭部2つを購入。価格はそれぞれ300ドルだった。

ttp://jp.reuters.com/article/special-report-us-body-trade-part2-idJPKBN1D00YR?feedType=RSS&feedName=topNews&google_editors_picks=true