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(NEXT FUNDS) 日経ダブルインバース上場投信【1357】の掲示板 2017/11/01〜2017/11/03

キャピタルゲイン課税、キャピタルイン課税
 「ステラ・リスクのレポート 投資収入に対する米国課税システム」のキャピタル課税を読むと、1年超保有すると税率が変わります(①)。つまり1年以上持つことからすれば、トランプ大統領が就任してから株を買った人は、売りに出す動機が出てくるのはもう少し後になるということです。一例として2016年12月購入ならば2018年1月以降ということに。つまりトランプ相場が始まってから株は勢いよく買われたことや、キャピタルゲイン・イン課税の引き下げが来年以降になることを考えると、2017年度中に売りが出るというのは可能性としてはほとんどなかったのでしょう。もっともオバマケアの廃止が頓挫したときには税制改革の先行きが懸念されて3桁の下落がありましたが。

 資産運用会社ブラックロック、バークシャも2017年度に含み益のある銘柄を売るタイミングではないです。法人税率の大幅な引き下げが予定されるのですから、2017年度に売るのはよほどのことがない限り意味がないです。トランプ大統領の政治リスクがありながら、2017年度に一本調子で上がり続けたのは、かなりの部分はこれで説明がつくと思いますね。

 おそらくトランプ大統領は税制改革の可決をもってお払い箱になる気がします。トランプ政権は短命政権。

①投資収入に対する米国課税システム
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CDH会計事務所  大久保 潤 氏, CPA, CIA