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(株)かんぽ生命保険【7181】の掲示板 2019/11/08〜2019/12/17

<文春オンライン> 営業自粛でも最高益見通し「かんぽ生命」が好決算のナゼ

なぜ好決算だったのか。そのカラクリはグループ会社間の資金のやり取りにあると金融関係者は語る。

「かんぽ生命は郵便局を運営する日本郵便に委託して商品を営業してもらっています。販売自粛によって、かんぽ生命の販売委託手数料は9月中間期で100億円以上減少しています。販売経費の減少が増収に大きく寄与したのです」

 メガバンク幹部が続ける。

「郵便局は全国一律のユニバーサルサービスの提供を法律で義務付けられているため、不採算店舗も維持しなければならない。その分のコストを補填するため、ゆうちょ銀行とかんぽ生命は委託手数料という“ミルク補給”を続けなければならないのです。委託手数料は年間1兆円にのぼります」

その郵便局を運営する日本郵便の9月期決算も、純利益が前年同期の約2倍の384億円に膨らんだ。ポストから送れる小型の宅配便「ゆうパケット」なども好調だったが、保険の営業自粛にともなって販売手当などの人件費が大きく減った。

「生命保険の不正販売では過大なノルマが問題となりましたが、営業担当者に見返りとして支払うインセンティブ(報奨金)が少なくなったことで、収益がかさあげされた。つまり、今回の決算でインセンティブが収益圧迫の要因だったことが明らかになったわけです」(同前)

出典元 週刊文春抜粋