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(株)JTOWER【4485】の掲示板 2022/05/27〜2022/06/01

4G時代に大手3社が競い合ってエリアを広げたことで、大手3社の人口カバー率は99%を超えた。その結果、利用者が大手3社のエリアの広さの違いを意識することが少なくなった。

 それならば、中立的な事業者に鉄塔の運用を任せ、各社で設備を共用することによって割り勘効果を生み出し、ネットワーク投資を効率化したほうがよい。「今後、5Gの新周波数帯でも人口カバー率90%超へと広げる必要がある。環境負荷軽減が求められる中、地方を含めて4事業者が鉄塔を建てる時代ではない」と平本氏は続ける。

 NTTドコモの鉄塔約6000本を、約1000億円もの資金を投じて取得するのがJTOWERだ。同社は国内で設備共用ビジネスを手掛ける新興事業者である。ビルなど屋内設備に共用アンテナを設置し、携帯各社に対して相乗りを促すことで賃料を得るというビジネスモデルである。ビルオーナーにとってはアンテナ設置工事を一度で済ませられるメリットがある。携帯電話事業者にとっては、割り勘効果によって、参画する事業者が増えれば増えるほど設備投資や工事費を抑えられるという利点が生まれる。