ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)フィックスターズ【3687】の掲示板 2018/05/30〜2018/07/09

フィックスターズ関連記事(以下内容)

量子コンピュータは、スーパーコンピュータが何日もかかる計算を、短時間でこなす能力がある。現行コンピュータは半導体で電気信号を制御し、2進法で0か1の「ビット」を単位とする。一方、量子コンピュータは、0と1が重ね合った「量子ビット」を単位とするので、超高速演算が可能になる。NASAとグーグルは2015年12月、従来型PCの1億倍の速さで課題を解いたと発表した。
 量子コンピュータは2タイプある。一つは「量子ゲート」型で、因数分解などを得意とする。暗号解読などが瞬時にできるようになり、ネットセキュリティーを無効化してしまうのではないかとすらささやかれている。もう一つが「量子アニーリング」型で、組み合わせ最適化を得意とする。宅配車がどの順路を通ると最も効率的に20個の荷物を配送できるかといった問題を解決するもので、渋滞対策にも能力を発揮する。それ以外に、新薬の開発を加速させたり、AI(人工知能)のレベルを上げる機械学習にも有効だとされ、さまざまなIoT(モノのインターネット)技術開発も進むと期待されている。量子アニーリングの原理は東京工業大学の西森秀念教授らが1998年に発見したもので、これをカナダのベンチャー企業Dウエーブ・システムズが実用化し、NASAやグーグル、ロッキードマーチン、フォルクスワーゲン、日本でもリクルートやデンソーなどが活用している。
 関連銘柄としては直接、量子コンピュータにかかわっている企業と活用している企業、さらにコンピュータを連想させる会社が挙げられている。文科省は平成30年度予算に関連予算として32億円を計上。