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(株)ナガオカ【6239】の掲示板 2023/09/29〜2024/04/18

「水不足」をテーマに銘柄を探すとほとんどが大企業な中、
小粒でユニークなので調べてみたこの会社の印象。
過去からのIRの履歴に目を通した。

収益に関してはエネルギ事業の「スクリーン・インターナル」が支えている。
強みのある製品らしく高い利益率を維持。この受注に業績が大きく左右される。
中国での需要が強く、数年続く見込みだが大型の設備投資なので不況になると厳しそう。

水インフラ技術を海外展開して成長する路線は2015年頃、上場時から言ってる模様。しかし2期連続でとんでもない赤字を出して前社長は退陣。
社長が想定してたほどの需要は無かった。
立て直しも「スクリーン・インターナル」が支えた。財政基盤が落ち着いてきた21年に中期計画で再びエネルギーに続く第2の柱として、水での成長路線を打ち出す。計画では24年度には売上の半分を水事業が担う計画だった。
売上高、営業利益では数字は達成しそうだが内容は計画とは異なる。
水事業が想定のように伸びてない。事業の成長は厳しくM&Aで計画を補った。
もしかしたらコロナの影響もあったかもしれない。
水事業は現状では国内の老朽化したインフラの更新需要がターゲットか?
日本国内では水インフラの投資は2010年頃までずっと右肩下がりだったが
それ以降は老朽化による更新需要が発生して横ばいやや微増。
今後しばらく更新需要は高まる見込み。

  • >>300

    水不足と聞くと、乾いた大地、水を求める人々、そんな絵を想像してしまうが、
    水は人にとって必要不可欠すぎて足りなければ数日で命を落とす。
    だから人は水を潤沢に確保できる場所にしか住んでない。
    世界のうち74%は安全に管理された飲み水を利用できる。基本的な飲み水を利用してる割合は90%。
    世界の多くの人は「水?別に困ってませんが?」という状態。
    2019年の日本の例では、水の消費の比率は、
    農業用水67% 飲料水20% 工業用水13%
    水消費の大部分は農業用水で、飲料水ほど高い品質を求められない。
    たしか過去に、ベトナムでろ過装置が採用された時はビール工場だったか。
    「世界で水不足!」と聞くものの緊急の需要は少なそう。
    投資のスパンとしてはゆっくりすぎる話だと思う。2050年とか。
    緊急でないものに人はなかなか金を出してくれない。


    中東など乾いた地域においては海水淡水化技術が求められる。蒸発法とRO膜でろ過する方法がある
    RO法で使われるRO膜はすでに日本メーカーが世界で50%以上のシェア。中東やアフリカなど慢性的な水不足で苦しむ地域を中心に導入されている。この会社の製品である海底地層を用いたろ過装置が、
    RO法にくらべてどの程度の利点があるのか。それほど引き合いが無いことを見るに何らかのデメリットがある。

    ろ過装置だけじゃ売りが弱いけど、水インフラの会社も買収したので
    「水源とインフラ両方できます。日本の水インフラ技術を世界に」
    ということでアピールできるなら強そうだけど、どうだろう。

    スクリーンインターナルが絶好調なのか、20年からROAが常に10越えのボロ儲け状態。
    しかし景気循環株なので成長持続性に疑問を持たれているゆえのPER7。
    でも安いし、数年は伸びそうだし、応援したくなる次号内容で魅力的な会社と思う。