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(株)レノバ【9519】の掲示板 2017/04/14〜2017/04/25

>>1088

流石にきちんとチェックされていますね(^^)。自分も2017年3月期のデータと勘違いしていました。ここは2016年4月から稼働なので、償却費が重く利益は赤の可能性も。何か間違っていたら教えて下さい。では。

  • >>1111

    本日のIRの読み方について。

    4月7日に出た第3四半期報告書の連結損益計算書にこういう項目があります。

     営業外収益
      持分法による投資利益  233,749千円
     
     
    さて、持分法子会社の発電所のうち、すでに稼動して売上・損益を計上しているのは

     2016年5月稼動 秋田バイオマス発電所(ユナイテッドリニューアブルエナジー)
     2016年4月稼動 大津ソーラー発電所(大津ソーラー匿名組合事業)

    の2つだけです。

    最初の「持分法による投資利益」は、上の持分法子会社 2社の利益に、レノバの株式持分比率を掛けて得られる、「レノバの取り分(分け前)」です。ここで、バイオマス発電は夜間でも発電できる代わりに燃料コストが生じるので売上高利益率は低い、太陽光発電は夜間は発電できないけれども、燃料コストはかからないので売上高利益率は高い、という特徴があります。よって、「投資利益のほとんどが秋田バイオマス発電所に由来するもので、大津ソーラー発電所は赤字である」とは考えにくく、どちらも相応に利益を生んでいると私は考えます。

    なので、大津ソーラー発電所の連結子会社化(出資比率 38% ⇒ 100%)により、大津ソーラー発電所の業績は、来期(レノバ本体の2018年5月期、大津ソーラー匿名組合事業の 2018年3月期)より、レノバの連結業績に 100% 繁栄されます。つまり、売上高・営業損益・経常損益・純損益のすべてにおいて、大津ソーラーの業績が 100% 加算されるということ。

    いっぽう、今期(レノバ本体の2017年5月期)においては、大津ソーラー発電所は持分法子会社なので、レノバ本体の業績には、上記の、「営業外収益-持分法による投資利益」の一部に反映されるだけです。反映される額は、大津ソーラーの利益のうち、38%(レノバの出資比率)だけです。

    よって、レノバの来期(2018年5月期)の連結業績を、今期(2017年5月期)の連結業績とと比較すると、売上高・営業損益・経常損益・純損益のすべてにおいて、大津ソーラーの業績分が増えたように見えるハズです。

    これ、たぶん、かなりの増加率に見えるハズです。黒字の持分法子会社を連結子会社にするだけで、財務内容が素晴らしく改善されたように見える、というのは簿記2級以上の知識があればカラクリが理解できるのですが、そのカラクリの知識がない人には、手品のように見えるかも(笑)