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日興AM 中国A株ファンド【02312052】の掲示板

2024年5月8日、中国株式市場が「新国9条」政策で活況を呈している。 株価管理を強化するという当局の政策と2兆2400億元 の配当金が出ると、投資家たちは歓喜した。

底を打った中国本土と香港の株価は反発に成功し、今年に入って最高値を更新した。 これにより、香港株価連動証券(ELS)の損失も一部回復できるのか注目される。 8日、中国上場企業協会によると、5月現在、2023年度の現金配当を発表または実施した中国上場企業は3859社で、現金配当総額は2兆2400億元と集計された。

今回の配当額は前年(2兆1300億元)を超える過去最大規模だ。 昨年の中国株式(A株)上場企業の支配株主の純利益約5兆2900億元を考慮すると、配当傾向は42%になる。 純利益の40%程度を株主配当に還元したという意味だ。中国国務院は先月13日、株式市場浮揚のための措置として新国9条を発表した。 配当に消極的な上場企業を管理銘柄に指定するなど、上場会社と株式市場の管理監督を拡大するという内容が盛り込まれた。政策発表後、中国上場企業の配当または自社株買い消却の決定が続いた。 これは、中国政府が2月に発表した既存の景気刺激策である株式市場安定資金投入などと相まって好材料となった。

中国を去った外国人も再び戻ってくる雰囲気だ。 ブルームバーグのデータによると、海外投資家は中国本土の株式と香港の株式市場をつなぐストックコネクトを通じて先月60億2000万元規模の人民元建ての株式を購入した。 去る2~3月(872億元)に続き、3ヶ月連続の純購入基調を続けた。

中華圏の株価が上昇すると、関連デリバティブも上昇する。 香港株式などを追跡する上場指数ファンド(ETF)は最近、高い収益率を記録している。 大規模な損失が発生した香港のELSは、H指数の上昇により損失を補填する余地ができた。

今後の中国株の行方は、景気の流れと米国の基準金利引き下げなどがカギとなる。 華富証券のヤンシャン研究員は、「現在、市場は利益サイクルの底にあり、緩やかな流動性環境も市場の起爆剤となる可能性がある」とし、「今年初めから続いている一連の政策支援により、株価はまだ上昇余地がある」と評価した。