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ボーイング【BA】の掲示板 〜2019/07/08

>>668

REUTERS 2019年3月19日 / 12:38
コラム:欧州エアバス、737MAX停止でも上昇気流に乗れず

[ロンドン 18日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米航空機大手ボーイング(BA.N)は、5カ月間で2度の墜落事故が起きた新小型旅客機「737MAX8」の航空会社への納入が停止する恐れがあり、理屈の上ではボーイングのライバルの欧州航空機大手エアバス(AIR.PA)に追い風が吹きそうだ。
しかし残念ながら、エアバスは、生産ラインが既にフル稼働の状態で、受注も数年分に達しており、敵失に乗じた大幅な増産は見込み難いのが実情だ。
737MAXが完全な製造停止にならないとしても、ボーイングにとっての逆風はエアバスにとって追い風だ。格安航空のライアンエアーが135機の購入を予定するなど、航空会社は737に大量の発注をかけており、今回の事故で不安を感じれば、購入先を別のメーカーに切り替えることになるだろう。
しかし、エアバスは株価がエチオピア航空機事故以来、5%以上値上がりしたとはいえ、時価総額の増加分は50億ユーロ弱にとどまっている。航空会社は航空機の購入先を変えれば違約金を支払うことになり、エアバスは魔法のように数百機もの新航空機を製造することはできない。A320neoは受注が3600機に達し、生産ラインはフル稼働している。毎月50機を生産しているが、それでも受注分をこなすのに6年ほどかかる計算だ。生産ラインの拡張には数年と多額の投資が必要だが、ボーイングはそれまでに問題への手当てを終えるだろう。航空会社がボーイング機に不安を感じてメーカーを変えても、6年の行列の最後に並ばされるだけに終わりそうだ。今回の墜落事故はエアバスにとって強い上昇気流とはならず、世界中で航空機の供給が減るだけとなるのではないか。
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ロイターからも援護射撃。エアバスが敵失を得ても、7年以上の受注残がありフル稼働状態なのは変わらない。7年を待たずに、事故原因は必ず解決する。よってエアバスの株価はあがらないという、BA同盟国側=ロイターの見立て。エアバスの株価は、エチオピア航空の事故からではなくライオンエアの事故原因判明から見るのが正当だろう。ドル箱の737maxの引き渡しが停止すれば、BAの決算に影響するのは必至。航空機搭乗席数は20年で2倍になる。BAとAIRの受注残が7年以上あるのも周知のとおり、それにも関わらす株式相場は変動している。