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ノートパソコン改造するの掲示板

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  • 2021/06/08 06:33
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掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  • アップル、iOS 15発表。音楽や映画を複数人で同時再生「SharePlay」

    アップルは8日、開発者向けのイベント「WWDC(世界開発者会議)」を開催し、iOS 15を発表した。FaceTimeが大きく進化し、複数人とビデオチャットをするだけでなく、Apple Musicで再生している音楽や、Disney+などで再生している映画の映像を参加者全員で同期して再生して楽しむ「SharePlay」機能が追加される。iOS 15は今秋に提供される。

    iPhone、iPad、Macで利用可能になるもので、使い方はシンプル。FaceTimeで会話をしている時に、Apple Musicを再生すると、参加者全員で同じ曲を聴く事ができる。再生する楽曲のリストを、参加者が操作する事も可能。次に皆で聴きたい曲を、参加者が再生リストに挿入するといった使い方も可能。

    SharePlayにはDisney+に加え、ESPN+、HBO Max、Hulu、MasterClass、Paramount+、Pluto TV、TikTok、Twitchなどの配信サービスが対応予定。FaceTimeで会話しながら、対応するサービスのアプリで映画やドラマなどのコンテンツを再生すると、その映像が同期された状態で、他の参加者のiPhoneにも表示される。

    映像とともに、参加している人の顔も小画面で表示できるため、映画を楽しんでいる姿を見ながら、コンテンツが楽しめる。Apple TVと連携する事も可能で、映画をApple TVを接続したテレビに大画面表示し、手元のiPhoneで参加者の顔を表示するといった使い方もできる。

    また、コンテンツの同期再生へ誘うための「あなたと共有」ボタンもiOS 15のシステム機能として追加。音楽や映像だけでなく、記事や写真、ポッドキャストアプリなども含めて、相手との共有を誘う事が可能になる。。

    FaceTime通話へのリンクも作成できる。iPhone、iPad、Macからリンクを作成し、Messageやカレンダー、メールアプリ、またはサードパーティのアプリを使って通話へ誘う事も可能。Appleデバイスだけでなく、AndroidやWindowsなどのWebブラウザーからFaceTime通話に参加する事も可能になる。

    FaceTimeでのビデオ通話自体も進化。機械学習技術を活用し、背後の騒音と、話している人の声を分離。騒音を抑えて、声だけをクリアに届ける事ができるほか、背景の音楽などを含めて現場の音をそのまま伝えるモードも用意する。

    ビデオ通話の映像も進化。ポートレートモードを使用できるようになり、背景をボカした映像で、相手とビデオ通話ができる。

    また、音の方向を表現する空間オーディオ技術をFaceTimeにも投入。複数人で喋っている場合、その人の映像がビデオ通話内で表示されている方向から、その人の声も聞こえるようになる。

    「写真」アプリも進化。Apple Musicの音楽を選び、自分の写真ライブラリにある写真や映像を、その音楽に合わせて表示する「メモリーミックス」機能を搭載。音楽のテンポに合わせて表示のタイミングやエフェクトなどを自動で調整してくれるため、ゆったりした曲ではゆっくりと写真などが切り替わり、テンポが速い曲ではそれに合わせて素早く切り替わる。

    iOSでは通知も進化。連絡先の通知に写真が表示されたり、アプリはより大きなアイコンを表示し、簡単に識別できるようになる。通知のタイミングも、よりユーザーにマッチしたものになるほか、最も関連性の高い通知を一番上に表示するといった優先度順も最適化される。次の1時間、または1日といった期間、アプリやメッセージ スレッドを一時的にミュートする事もできる。

    写真内のテキストを認識し、電話番号のテキストから電話をかけたり、文章を検索したり、Wi-Fiのパスワードを取得するといった機能も追加。

    地図アプリも進化し、近隣、商業地区、標高、建物、ランドマークなど、地図上の都市の詳細な表示が可能になるほか、月明かりに照らされる新しい夜間モードも利用可能。ナビ機能も進化し、道路の情報がより詳しく、右折車線、中央分離帯、自転車専用レーン、横断歩道などの重要な情報がよりわかりやすくなるとのこと。

    ■ Apple TV 4KのスピーカーとしてHomePod miniが利用可能に

    前述の通り、tvOSのアップデートにより、Apple TVでもSharePlayが使えるようになるが、SharePlayに参加している人が、共有したいコンテンツを一覧表示し、そこから鑑賞したいコンテンツを選び、参加者の多くが見たいと思っているコンテンツを再生する機能も用意する。

    さらに、秋のアップデートによりHomePod miniをApple TV 4Kのスピーカーとして使う機能も追加。「豊かでバランスのとれたサウンドと、透き通るほどクリアな会話」が可能になるという。

    AV Watch,山崎健太郎

  • クラウド大手、IoT市場でもリード

     IoT(モノのインターネット)の導入に関する調査によると、クラウドコンピューティング市場を席巻しているのと同じ大手企業が主導していることが明らかになった。ただし、この調査結果は特に驚くようなことではない。

     テクノロジー市場のアドバイザーであるABI Researchが実施したIoT導入の競争評価によると、Microsoft AzureとAmazon Web Service(AWS)は、エッジデバイスをクラウドインフラストラクチャに接続する方法においてリードしているという。ABI Researchは、ライフサイクル管理やIoTオンボーディングなどの主要な技術基準について調査した。

     オンボーディングとは、デバイスにセキュリティデータや構成データをインストールして、デバイスがIoTプラットフォームと安全に接続してやりとりできるようにするプロセスを指す。この評価では、信頼性のあるデバイスの識別のほか、セキュリティの更新や、モバイル機器のファームウェアを無線通信で更新する「FOTA(Firmware update Over The Air)」技術のランキングも行っている。

     クラウドベースのIoTの導入においては、そのほとんどにAWSとMicrosoft Azureが使われている。一方、Intelなど他のプレーヤーは、IoT「デバイスID」のサプライチェーンの確保に注力している。デバイスセキュリティ企業には、Intelの他にDevice AuthorityやPelionなどがある。

     IoTエコシステムには、ハードウェアモジュールメーカーも関係している。ABI Researchによると、代表的なメーカーには、ロンドンを拠点とするIoTおよびマシンツーマシン通信のスペシャリストであるTelitやパリを拠点とするThalesがある。

     ABI Researchの評価では、新興のIoTエコシステムを統合するための協業の重要性が指摘されている。

     ABI ResearchでIoTおよびデジタルセキュリティ担当シニアアナリストを務めるDimitrios Pavlakis氏は、「勝利を確かなものにするには、クラウドデバイス管理だけでは不十分だ。市場へのリーチを拡大し、他社との競争に負けないためには、これまでと同様にパートナーシッが重要である」と述べている。

     同氏は、「持続可能なライフサイクル管理環境には、インテリジェントなソリューションと自動化が必要だ。(開発)ツールやリソースのモジュール化などの基準でさえも、特定のソリューションの人気を大きく高め、IoTによる将来的な収益の流れを形作ることができる」と付け加えている。

     ハードウェアやセキュリティ(暗号化など)に加えて、規模も重要となる。そのため、クラウドリーダーであるAWSとMicrosoft は、市場アナリストが重要と考える戦略的パートナーシップを構築しながら、IoT導入の未来を形作っている。

     このようにして好機を獲得することで、クラウド市場のリーダー企業はパブリッククラウド分野の支配を強めている。クラウド市場の調査会社である米国のSynergy Research Groupによると、AWSとMicrosoftを合わせると、世界のクラウド収益の半分以上を占めているという。

     Synergy Researchは、2021年第1四半期のクラウドインフラサービスの収益に関する報告書の中で、「Microsoftは徐々にAmazonに迫っており、市場シェアの差は過去1年で2ポイント縮まった」と指摘している。

     Synergy Researchでチーフアナリストを務めるJohn Dinsdale氏は、AWSとMicrosoftは「毎四半期、何十億米ドルも投資してデータセンターの面積を広げようとしている。併せて、クラウドサービスのポートフォリオも拡充している」と述べた。

    EE Times Japan

  • >>21

    IE終了に動揺広がる。「弊社のシステム、IEじゃないと正常に動かない」

    Windowsの標準ブラウザだった「Internet Explorer(IE)」のサポートが、2022年6月15日に終了することになった。提供するマイクロソフトが5月19日、公式ブログで発表した。【安藤健二・ハフポスト日本版】

    後継ブラウザ「Microsoft Edge」への移行を加速させるのが狙いだ。国内企業の中には社内システムにIEを利用しているケースも多いため、サポート終了までに対応を迫られそうだ。

    今回のマイクロソフトの発表を受けて、SNS上では「弊社で使ってるシステム、IEじゃないと正常に動かないのだけど、来年までに対応修正してもらえるのだろうか」「会社の客用システム、IEしか動作保証してないよー!」などと悲鳴も上がっている。

    ■社内システムにIEを利用していた企業はどうすればいいの?
    マイクロソフトは、IE10以前のバージョンは2016年1月にサポートを終了したが、最新版のIE11に関してはサポートを続けていた。

    同社によると「Edge」は、IEよりも「高速かつ安全で最新のブラウジング体験を提供」できるほか、ネット上ではIE非対応のWebサイトが増えているとして、Windows10のIE11のアプリを 2022年6月15日に廃止し、サポートを終了するという。この日以降、IE11のアプリを利用しようとすると Microsoft Edgeにリダイレクトされるという。

    IE11が必要な Webサイトは「Edge」に内蔵されているIE モードからアクセスできるという。そのため、マイクロソフトは企業やユーザーに対し「IE向けに開発された Webアプリは、Microsoft Edge のIE モードで動作することをご確認下さい」と公式ブログで訴えている。

    「Edge」のIE モードは「少なくとも2029年まで」サポート対象と発表された。

    ■サポート終了対象外のIEも
    なお、今回のサポート終了には例外もある。「Windows8.1「Windows 7 ESU」などの古いOSや「Windows 10 Server」では、引き続きIE11がサポートされるという。マイクロソフトによると例外は以下の通り。

    ・ Microsoft Edge の Internet Explorer モード

    ・ Internet Explorer プラットフォーム (MSHTML/Trident)

    ・ 以下のOSで動作する Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーション: Windows 8.1、Windows 7 ESU、Windows 10 Server SAC (全バージョン)、Windows 10 IoT LTSC (全バージョン)、Windows 10 Server LTSC (全バージョン)、Windows 10 クライアント LTSC (全バージョン)

    安藤健二・ハフポスト日本版

  • >>20

    マイクロソフト、「Internet Explorer 11」のサポートを2022年6月15日に終了

    Microsoftがついに、「Internet Explorer」(IE)ブラウザーに終止符を打とうとしている。「Windows 10」の特定のバージョンで、「Internet Explorer 11」のデスクトップアプリは2022年6月15日でサポートを終了する。米国時間5月19日のWindowsブログで発表された。

     同社はブログで、「Windows 10でInternet Explorerの未来はMicrosoft Edgeに」と書いている。「Microsoft Edge」は2015年にリリースされた。「Microsoft EdgeはInternet Explorerよりも高速かつ安全で、最新のブラウジング体験を提供する。また、従来のウェブサイトやレガシーアプリケーションとの互換性という重要な懸念事項にも対応できる」(Microsoft)。

     また、Microsoft Edgeは「IEモード」を搭載しているため、従来のInternet ExplorerベースのウェブサイトやアプリケーションにもMicrosoft Edgeから直接アクセスできると説明されている。

     このニュースは意外ではない。Microsoftは2020年、2021年8月17日に「Microsoft 365」アプリスイートでInternet Explorer 11のサポートを終了することを明らかにしている。IEのサポートが終了するWindows 10のバージョンについてはMicrosoftのウェブサイトで確認できる。

    この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

  • >>19

    さらば、IE。2022年6月にサポート終了へ

    昔お世話になりました。

    かつてはウェブブラウザのド主流だった、Microsoft(マイクロソフト)のIE(インターネットエクスプローラー)。こちらのサポートが2022年6月15日に終了します。

    1995年にリリースされ、25年以上の歴史があるIE。すでにマイクロソフトの標準ブラウザはEdgeへと置き換えられていますが、現在もIE 11がひっそりと存在していたんですね。

    また「どうしてもIE環境が必要だ」という顧客のために、マイクロソフトはEdgeブラウザに「IEモード」を搭載しています。これは古いサイトやActiveXコントロールを実装したもので、その提供は2029年まで続けられる予定です。

    今の若者はFirefoxやChromeしか知らないよという人も多いかもしれませんが、インターネットの草創期において、IEが果たした役目は極めて大きなものでした。偉大なウェブブラウザの終了を、安らかに見守りたいものです。

    Source: Windows Experience Blog via The Verge

  • >>18

    IE、来年6月サポート終了 マイクロソフト、後継へ移行促す

     【ニューヨーク共同】米マイクロソフトは19日、パソコン向け閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(IE)」のサポートを来年6月15日に終了すると発表した。利用者には、より安全性の高い後継ソフト「エッジ」への移行を促す。1995年に登場し、一時は市場をほぼ独占した閲覧ソフトが27年で幕を下ろす。

     「エッジ」は基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を備えたパソコンには既にインストールされている。IEはサポート終了に伴いセキュリティーに問題が生じても修正プログラムの配布を受けられず、ウイルスの攻撃にさらされやすくなる。

  • IE、2022年6月でサポート終了へ 米マイクロソフトが発表

     米マイクロソフト社は19日、ウェブブラウザーの「Internet Explorer(IE)11」のデスクトップアプリケーションのサポートを2022年6月15日で終了すると発表した。これにより、1995年に誕生したWindows95に搭載されたIEが歴史に幕を閉じることになる。同社のウェブブラウザー「Microsoft Edge」がIEの後継になる。

     同社は昨年8月、1年以内にIE11のサポートを終了することを発表していた。IEは現在も法人などの業務で使われている。同社はIEを利用する法人に対してはMicrosoft Edgeに内蔵されている「IEモード」を使用すれば、IEベースで構築された組織内のウェブサイトやアプリを利用できるとしている。 【デジタル報道センター】

  • グーグルとサムスン、「Wear OS」「Tizen」を統合

    グーグルは、スマートウォッチ向けのソフトウェアプラットフォームである「Wear OS by Google」のアップデートとして、サムスンとの統合プラットフォームを構築すると発表した。

     サムスンのTizenプラットフォームとWear OSの統合プラットフォームでは、スマートウォッチでより高速なパフォーマンス、長時間駆動が図られるほか、アプリの増加が期待されている。

     サードパーティのメーカーも利用できるプラットフォームとして提供される。

    ■ Wear OSでのGoogle Pay

     これまで11カ国で利用できるようになっていたWear OSでのGoogle Payはさらに26カ国追加され、計37カ国で利用できるようになる。ただし日本で利用できるかどうかは触れられていない。

     またYouTube MusicもWear OS対応になり、今後、外出先で音楽を自動的にダウンロードする機能などがWear OSでサポートされる。

    ■ Fitbitの機能を取り込む

     Wear OSで予定されるアップデートとしては、1日を通じて、ユーザーの健康状態をトラッキングし、1万歩に達した場合に称えるメッセージを表示する機能などが持ち込まれる。これはグーグル傘下になったFitbitで人気の機能という。

    ケータイ Watch,関口 聖

  • プログラミングの自動化がついに実現する? AIが生成するコードの課題と可能性

    コンピューターのコードをまともに書けるようになるには、数年を要することもある。だが、パリを拠点とするスタートアップのSourceAIは、プログラミング技術をそれほど難しく考える必要はないと考えている。

    超高精度な文章生成ツール「GPT-3」は、“人間にしかできないこと”の定義を根本から揺るがした

    SourceAIは、人工知能(AI)を使ったコード生成ツールの改良に取り組む企業だ。コードを書く際にAIが参照するものは、そのコードが処理すべき作業を短く記したテキストである。例えば、「ユーザーが指定するふたつの数字を掛け算せよ」と命じられると、そのツールはプログラミング言語「Python」で10行余りのコードを即座に生成してコマンドを実行するという。

    SourceAIのこうした野心的な試みからは、ソフトウェア開発における大変革の兆しがうかがえる。機械学習の進歩に伴い、コードのオートコンプリートやアルゴリズムの微調整から、ソースコードの検索やしつこく発生するバグの拾い出しまで、際限なく増え続けるコーディング関連の作業が自動化されたのだ。

    コーディング作業の自動化は、ソフトウェア開発に変化をもたらした。しかし、最新のAI技術が抱える制約と弱点は、新たな問題を引き寄せるかもしれない。機械学習のアルゴリズムは予測不能な動きを見せることがあり、コンピューターがつくったコードには有害なバグが隠れているかもしれない。このため慎重なチェックが欠かせないのだ。

    言語生成アルゴリズムの新たな可能性
    SourceAIをはじめ、同様のプログラムを開発する企業が目指すのは「GPT-3」の有効活用である。GPT-3は、AIの根本的発展に的を絞って事業を展開するサンフランシスコのOpenAIが、2020年5月に発表した高性能な言語生成アルゴリズムだ。

    GPT-3の発表当初にプログラムへのアクセス権を手に入れた人は数百人ほどだったが、SourceAIの創業者たちはそのなかに含まれていた。OpenAIはGPT-3のコードを一般公開していないが、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を通じて一部のユーザーにアクセス権を付与している。

    GPT-3は、インターネット上で収集された大量のテキストを読み込むことでトレーニングを積んだ、巨大な人工ニューラルネットワークである。テキストの意味を理解することはできないが、言語のパターンを巧みに捉え、与えられたテーマに沿って論文を作成したり、文章を簡潔にまとめたり、文書の内容に関する質問に答えたりできる。

    「GPT-3の性能を試していたとき、これを使ってコードが書けるはずだと気づいたのです」と、SourceAIの創業者で最高経営責任者(CEO)のファーカン・ベクテスは語る。「SourceAIの開発を思いついたのは、そのときでした」

    彼のほかにも、その可能性に気づいた人はいた。GPT-3がリリースされて間もなく、あるプログラマーがこの言語プログラムを使って短いコードを組み合わせ、ボタンやテキスト入力フィールド、色などをカスタマイズできるウェブアプリを作成していたのだ。SourceAIとは別のDebuildという企業が、この技術の製品化を計画している。

    マイクロソフトも関心
    SourceAIが目指すのは、ユーザーにさまざまな言語で多様なプログラムを作成してもらい、それによってソフトウェア開発の自動化をさらに促進することだ。「プロのソフトウェア開発者はコーディングにかける時間を節約できますし、コーディングの知識がない人も自分でアプリをつくれるようになるはずです」と、ベクテスは言う。

    また、別の企業であるTabNineは、OpenAIが旧ヴァージョンの言語モデルとして一般公開している「GPT-2」を使い、開発者が入力を開始すると行や関数をオートコンプリートしてくれるツールを完成させた。

    一部の大手ソフトウェア企業も関心を示している。マイクロソフトは19年に10億ドル(約1,090億円)をOpenAIに出資し、GPT-3の使用許諾契約を結んでいる。

    マイクロソフトが開催した開発者向けイヴェント「Microsoft Build 2020」では、OpenAIの共同創業者のサム・アルトマンによるデモンストレーションがあり、GPT-3がオートコンプリート機能を駆使してコーディングする様子が披露された。自社のソフトウェア開発ツールにAI技術をどう活用するのかという質問に対し、マイクロソフトはコメントを避けている。

    ニューヨーク大学コンピューターサイエンス・エンジニアリング学科の助教授のブレンダン・ドーラン=ギャヴィットは、GPT-3のような言語モデルはほとんどの場合プログラマーたちを補佐する目的で使われることになるだろうと語っている。製品への応用例としては、ほかに「言語モデルが『異質』とみなすものを探すことによって、コードに紛れ込んでいるバグとおぼしきものを見つけ出す」といった使い方が考えられるという。

    アルゴリズム任せで生じる課題
    だが、AIを使ってコードの生成や解析をした結果、かえって不具合が生じる可能性もある。

    マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが21年3月にインターネット上で発表した論文によると、コードの安全性を確認するよう訓練されたAIプログラムも判断を誤ることがあるという。例えば特定の変数を置き換えるなど、巧妙な変更をいくつか加えることによってAIプログラムを欺き、有害なプログラムをつくらせることができてしまうというのだ。

    この研究に携わった博士課程の学生であるシャシャンク・スリカントは、AIモデルを過度に信頼してはならないと言う。「こうしたモデルが量産されるようになれば、あっという間に大混乱に陥る可能性があります」と、彼は言う。

    ニューヨーク大学助教授のドーラン=ギャヴィットは、コーディング用ツールを作成するために言語モデルを利用するやり方自体にも問題があると指摘する。「言語モデルをそのまま使おうとすると、おそらくバグだらけのとても安全とは言えないコードができ上がるはずです」と、彼は言う。「そもそも言語モデルは人間が書いたコードを使って学習しており、そこにはバグや不安定な部分がたくさんあるのですから」

    ドーラン=ギャヴィットがつくった「This Code Does Not Exist(このコードは存在しません)」と題するウェブサイトがある。サイトを訪れた人にコードを提示し、それが人間によって書かれたものか、それともGPT-2の特別版を使ってつくられたものかを当ててもらうサイトだ。彼は現在、セキュリティソフトをテストする目的で、故意にバグを含むコードを作成するAIの開発に取り組んでいる。

    AIが拓く新たな可能性
    コンピューター科学者たちは、コードを自動生成する方法について数十年前から研究を続けている。だが、AIの登場によってその可能性に新たな関心が集まっているのだ。

    フェイスブックの研究チームは、機械学習を用いて同じ機能をもつコード群を識別するツール「Aroma」の詳細を19年4月に明らかにしている。バグを発生させず、より速くコードを書けるよう開発者を支援するツールである。

    20年10月には英企業のDeepMindが、人間がつくったアルゴリズムをより効率的なものに改良できるというAIプログラムを発表した。またインテルは、「Machine Inferred Code Similarity(MISIM:機械推論コード類似性)」と名づけたプロジェクトを立ち上げ、AIを使って一つひとつのコードの役割を見極める技術の開発に取り組んでいる。複雑なプログラムの作成を自動化することが狙いだ。機械学習は別の機械学習アルゴリズムを構築し、微調整する際に必要な作業の一部を自動化する手段としてもにわかに注目を浴びている。

    SourceAIのツールが実際にどの程度うまく機能するかは未知数だ。技術デモの様子もまだ公開されていない。しかし同社の創業者であるベクテスによると、簡単なコマンドであれば80~90%の精度で動作するという。

    ソフトウェア開発をいろいろな意味で変えることができるはずだと自信を示しながら、いたずらっぽく彼は言う。「学生たちはこれを使って宿題をさっさと終わらせようとするでしょうね」

    WILL KNIGHT

  • 最新版の「CCleaner」で空き領域を復元不能にする機能が復活 ~テストでは問題を再現できず
    5/11(火) 6:45配信

     英Piriform Limitedは4月29日(現地時間)、定番のシステムクリーナーソフト「CCleaner」の最新版v5.79.8704を公開した。本バージョンでは、空き領域以外も消去してしまうというユーザーからの不具合の報告を受け、一時的に利用できなくなっていた空き領域を復元不能にする機能が復活している。

     同社によると、テストでは報告された問題を再現できなかったため、問題が発生する状況を調査するため、機能を有効にするとともに新たな診断レポートを追加しているという。不具合が修正されているわけではないため、利用はテスト環境などの壊れてもかまわない環境でのみ使用するべきだろう。

     そのほかにも、「Slack」のキャッシュをクリーニングする機能も追加された。クリーニングする場合もメッセージ履歴は対象から除外される。なお、編集部で試用したところ、ストアアプリ版「Slack」のキャッシュはクリーニングできず、「Slack」の公式サイトからダウンロードしたデスクトップ版のみが対象のようだ。

     「CCleaner」は、PC内の不要なデータを手軽に削除できるシステムクリーナーソフト。無償版は自宅での利用に限り利用可能で、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応している。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

    窓の杜,長谷川 正太郎

  • 「FFFTP」のWindows XP対応が終了 ~老舗の国産FTPクライアントがv5.xへメジャーアップデート

     FTPクライアントソフト「FFFTP」v5.0が、5月5日に公開された。約2年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

     「FFFTP」は、20年以上の開発歴を持つ老舗の国産FTPクライアント。途中何度か開発終了の危機に陥ったが、原作者である曽田純(Sota)氏から川本優氏をはじめとする“FFFTP Project”(v2.00まで)、KURATA Sayuri氏(v3.0以降)へと開発が受け継がれてきた。

     「FFFTP 5.0」では、Windows XPのサポートが打ち切られた。どうしてもWindows XPで利用したい場合は、v4.xの最終版「FFFTP 4.9.1」を利用する必要がある。

     そのほかにも、これまで使われてきた暗号化API「CryptoAPI」の利用を止め、次世代API「Cryptography API: Next Generation」(CNG)への移行が図られた。設定情報をUnicodeで保持したり、古いFTPサーバーでSELinuxが有効化されている環境へ対応するなどの改善も行われている。

     「FFFTP」は64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、現在「GitHub」のプロジェクトページからダウンロード可能。執筆時現在の最新版は、7日付けでアップデートされたv5.1。非ASCII名のフォルダを開けない問題などが対処されている。

    窓の杜,樽井 秀人

  • スマホやタブレットに直挿しできるUSB-Cマウス。ブラウジングが楽チンに

    わざわざ変換アダプターを介さず使える。

    サンワサプライから、USB-C接続でコンピュータだけでなくスマホやタブレットに使える、有線マウス「MA-BLC194BK」が発売されました。左右対称で持ちやすく、ドライバー不要なので接続するだけでスグ使えます。

    高感度で高分解能
    性能面では、ブルーLEDセンサーを使っているので、従来の光学式よりも感度が高く、カーソルは1ストロークで画面の端まで移動できる1200カウントの高分解能とのこと。マウスを持ち上げて移動しなくて済み、手が疲れることもなさそうですね。それにスマホやタブレットを使う時、何らかの事情で指が動かせない、もしくは画面にヒビが入って入力できない! って人にも良いかもしれません。

    ケーブルの長さは1.2mで、Windows、Mac,Android、Chromebookにも使用が可能。価格は1,980円とお手頃です。キーボードも使えたら仕事も捗りそうですが…ホイールもあることですし、スマホとタブレットをPCのようにブラウジングしたい方はぜひ。

    Source: SANWA SUPPLY (1, 2)

    岡本玄介

  • >>11

    しかしここで重要なのは、ブロックした数がすべてではないということだ。

    Firefox Focusはウェブサイトの見出しや、箇条書きされた文章の構成などを破損してしまうことがあった。いくつかのウェブサイトで、動画を読みこめなかったり、広告ウィンドウを閉じられなかったりすることもあった。

    Firefoxを開発したMozilla(モジラ・コーポレーション)の幹部であるセリーナ・デッケルマンによれば、Firefox Focusはプライバシー保護を徹底しているため、ウェブサイトを破損してしまう場合があるのだという。同社はウェブサイト運営者と協働して、当該のサイトが適切に読みこまれ、表示されるようにしている。

    BraveとDuckDuckGoを使用している際は大きな問題は起きなかったが、時には障害が発生した。たとえばDuckDuckGoのブラウザで、製品を試してレビュー情報を発信するウェブサイトWirecutter(ワイヤーカッター)のページをスクロールしている時、製品名のいくつかが完全に読みこまれないことがあった。ウェブサイト自体は機能していたため、これは奇妙な感覚だった。

    しかし最終的には、あなたもこうしたプライベートブラウザを利用することにメリットを感じると思うのだ。プライベートブラウザを標準ブラウザに設定しないとしても、たとえば健康状態など慎重に扱うべき情報をウェブ検索する際には役に立つだろう。

    私には、ごくわずかな差ながらBraveが一番合っていた。私が愛用するウェブサイトを何の問題もなく読みこむことができたし、広告が表示されないすっきりとした画面を楽しむことができた。それに加え、広告を見たい気分の時には自分で選んで見ることができるという柔軟性がある。

    Brave Softwareの最高経営責任者であるブレンダン・アイクは、同社のブラウザはCookieの追跡を「容赦なく」ブロックしたと語る。

    「もし誰もがBraveを利用したら、閲覧履歴の追跡を基にする広告経済活動を一掃することになるでしょう」とのこと。

    私はぜひこの動きに参加したい。

    Brave(アップル / グーグル)
    DuckDuckGo(アップル / グーグル)
    Firefox Focus(アップル / グーグル)

  • まだChromeとSafariを使ってるの? 広告非表示の「プライベートブラウザ」が快適すぎる

    今年1月、グーグルがウェブ広告のターゲティングに使われる「サードパーティクッキー」の使用を段階的に禁止すると発表したことで、少しずつ注目を浴びているものがある。新興のブランドで、プライバシー保護を徹底していることから「プライベートブラウザ」と呼ばれるブラウザだ。

    ウェブ広告が鬱陶しい、勝手に閲覧履歴を追跡されているのが不快だ──そう感じつつも主流のブラウザを利用しているなら、これを機会に別のブランドに切り替えてみてはいかがだろうか。

    「なんとなくChrome」なら考え直そう
    Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)を使ってウェブ検索するあなたは、ウィンドウズ・ユーザーかもしれない。Safari(サファリ)を使っているとすれば、おそらくアップル派だろう。もしChrome(クローム)を使っているなら、グーグルのスマートフォンやノートパソコンを持っているか、あるいは学校や職場でChromeを使った後で自分の端末にブラウザをダウンロードしたのではないだろうか。

    つまり、私たちはすぐに利用可能で、なじみのあるブラウザを使っているということだ。ここであげたアプリはすべて、ウェブ閲覧という同じ目的に高速かつ優れた対応力で機能する。そのため私たちは、ブラウザ自体に対しては無関心になりがちだ。

    あなたがこのコラムを読み終えるまでに、私はあなたに何とか、少なくとも他のブラウザを試してみようという気持ちになってもらいたいと考えている。それが「プライベートブラウザ」と呼ばれる新型のインターネットナビゲーターだ。

    これは過去3年間に登場したブラウザで、まだあまり有名ではないが、DuckDuckGo(ダックダックゴー)やBrave(ブレイブ)などのブランドがある(註:記事の最後にそれぞれのリンクを掲載しています)。これらプライベートブラウザが際だって優れているのは、閲覧履歴を追跡する機能をブロックすることで、収集される私たちの個人情報を最小限におさえることができる点だ。

    この点に関しては、一般的に主流と言われるほとんどのブラウザ──特にChromeよりも優れている。SafariやFirefox(ファイアーフォックス)などにも追跡防止機能があるが、小規模ブランドはプライバシーの保護にいっそう重点を置いているのだ。

    私たちは、デジタル上の情報におけるプライバシーに関する転換期を迎えている。ブラウザに埋め込まれているコードのCookie(クッキー)は、私たちが閲覧するウェブサイトひとつひとつを追跡し、広告のターゲットにするための情報を蓄積するものだ。

    しかしオンライン広告は、今まさにこのCookieの使用をやめようとしている。世界で最も人気のあるChromeブラウザを有するグーグルはCookieを使用することなく広告のターゲットを定めるために新たな方法を開発しようとしているところだ。

    けれど、ただ待つのはもうやめよう。追跡されたくなければ、今すぐそうできるのだから。

    「私たちは分岐点にいるんです」と語るのは、ジェニー・ゲブハートだ。彼女は非営利組織「電子フロンティア財団」のデジタル著作権の管理責任者で、プライバシー問題に取り組んでいる。

    「グーグルを含め、ユーザーへの広告表示をビジネスにする企業は、次に来るものが何か見極めようと必死になっています。ユーザーもそうした状況に関する情報を受け取って、自ら選択をする時代が来ているのです」

    主流のウェブブラウザとは違い、プライベートブラウザにはユーザーの目的に合わせた多様な形態がある。およそ1週間に渡って、私は主なプライベートブラウザを試してみた。DuckDuckGoとBrave、そしてFirefox Focus(ファイアーフォックス・フォーカス)の3つだ。

    そして最終的に、私はiPhoneの標準ブラウザをBraveに変更した。これは自分でも驚きだった。ここからはその理由についてお話したい。

    プライベートブラウザのメリット・デメリット
    大切なのはプライベートブラウザができること、できないことについて知ることだ。まずはその性能を見ていこう。

    プライベートブラウザは通常、以前から使用されているウェブ・テクノロジーを取り入れている。

    ■プライベートブラウザは、いわゆる「プライバシーモード」もしくは「匿名モード」と呼ばれるブラウジングセッションに基づいている。これはユーザーがアクセスしたウェブ履歴を記録しない機能を持つブラウザで、あなたの端末に触ることができる人々にあれこれ詮索されたくない場合に有用だ。

    ■プライベートブラウザは追跡防止機能も備えている。これは通常、ブラウザにダウンロードして追加できる機能だ。この追跡防止機能はユーザーの個人情報を取得しようとする既存のトラッカー(追跡者)リストに対して作動する。ユーザーがウェブサイトを閲覧するとこの機能がトラッカーを特定し、サイト移動の際にトラッカーがついて来られないように制限をかけるのだ。

    ただし、この機能の大きな弱点は、追跡をブロックすることで、ショッピングカートやビデオなど、一部のサイト機能が破損され正しく表示されない可能性があることである。

    プライバシー保護に重点を置くブラウザは通常、標準機能としてプライベートモードがオンになっているか、もしくはユーザーがブラウザを閉じると自動的に閲覧履歴を消去する。これらのブラウザはさらに追跡防止機能を内蔵しており、トラッカーを強力にブロックしながら、ウェブサイトの破損を最小限に抑える仕組みを備えている。

    しかしプライベートブラウザは、ユーザーの閲覧したウェブサイトの情報をインターネット・プロバイダーから守ることはできない。つまり、たとえばあなたが休暇などでホテルのWi-Fi接続を利用してウェブ閲覧した場合、ホテルのインターネット・プロバイダーはあなたのウェブ閲覧情報を知ることができるということだ。

    こうした場合にも情報の保護をしたい場合には、仮想プライベート・ネットワーク(VPN)に接続する必要がある。これはインターネット上に仮想の専用ネットワークのトンネルを構築して、ユーザーの閲覧情報を保護するテクノロジーだ。

    Firefox Focus、DuckDuckGoおよびBraveはおおむね似通った機能を持つが、いくつか重要な相違点もある。

    Firefox Focusは、iPhoneやAndroidのスマートフォンなど携帯電話端末でのみ利用できるブラウザで、機能は必要最低限のものだ。ユーザーはウェブにアクセスし閲覧が終わったら、ゴミ箱アイコンをタップしてセッションを消去する。アプリを終了すると自動的に閲覧履歴も削除される。ウェブサイトにアクセスすると、ブラウザがトラッカーリストに基づいてどのトラッカーをブロックするかを特定する。

    DuckDuckGoのブラウザもまた、携帯電話端末でのみ利用できるものだ。従来のブラウザにより近い機能を持ち、ユーザーは自分のお気に入りのサイトをブックマークしたり、同時に複数のブラウザタブを開くことができる。検索をかけると、ブラウザはDuckDuckGoの検索エンジン内を検索して情報を表示する。

    同社によると、検索エンジン上の広告はユーザーのオンライン行動を追跡しないため、プライバシー保護により重点をおけるのだという。さらにDuckDuckGoは、トラッカーの情報の読みこみも防止している。ウェブ閲覧を終了する際は、下部にある炎のアイコンをタップしてセッションを消去する。

    Braveも追跡防止機能と同時に、ブックマーク機能やタブを複数使用できるなど、従来のウェブブラウザにより近い仕組みだ。プライベートモードが内蔵されており、ユーザーは他の人にウェブ履歴を詳しく見られたくない場合にはこのプライベートモードをオンにする必要がある。Braveはさらに、ウェブ閲覧中のトラッカーを徹底的にブロックするため、広告をほぼ完全に非表示にする。広告のブロックに関して言えば、他のブライベートブラウザは頻度が下がる。

    ほとんどの人にとって、広告を見なくてすむのはメリットだろう。しかし、サイト運営者に利益を提供したいユーザーのために、Braveは自らの選択で広告を見ることができる独自のネットワークを展開している。

    オンライン行動を追跡しない広告を表示させる見返りとして、ユーザーは広告収入の一部をトークンとして受け取り、その後、自分の好きなウェブサイトでトークンを利用できるのである(Braveと提携しているウェブサイト運営企業のみがトークンを受け取れる)。

    それぞれ実際に使ってみたら…
    私はこの3つのプライベートブラウザすべてを、それぞれ数日ずつiPhoneの標準ブラウザに設定して試してみた。

    3つのブラウザすべてに、ウェブサイトを読みこむ際にブロックしたトラッカーの数を表示するボタンがあった。私は試しに「ニューヨーク・ポスト」のウェブサイトである「nypost.com」にアクセスしてみた。追跡防止機能を使わない場合、このサイトは83のトラッカーを読みこむ。それぞれのプライベートブラウザがブロックしたトラッカーの数は、DuckDuckGoが15、Braveが22,そしてFirefox Focusは47という結果になった。

  • Microsoft、「Excel」のようなローコード向けプログラミング言語「Power Fx」を発表

     米Microsoftは3月2日(現地時間)、「Microsoft Excel」のようなローコード向けのオープンソース数式言語「Microsoft Power Fx」を発表した。同社のノーコード・ローコードソリューション「Microsoft Power Platform」ファミリーの新しい一員だ。

     「Power Platform」の“キャンバスアプリ”では、ロジックを記述するため「Excel」に似た数式言語が用いられている。これを“キャンバスアプリ”から抽出・独立させ、「Power Platform」全体で利用できるように拡張・一般化したのが「Power Fx」だ。プログラミングに習熟していなくても、「Excel」の数式であれば慣れている・使えるという人は少なくない。そうしたユーザーがすでに持っている知識やスキルを「Power Fx」としてローコードの世界でも生かせれば、ビジネスユーザーとプロの開発者の橋渡しとなるだろう。また、C#やTypescriptのようなオープンソースプロジェクトにすることで、ローコードの世界でもコミュニティ主導の開発が進むことが期待できる。

     プログラミング言語としては厳密に型指定された宣言型の関数型言語に分類され、必要に応じて命令型のロジックと状態管理を利用できる。数式の結果が自動計算され、リアルタイムで反映される点や、“&”で文字列の連結が行われる点(他の多くのプログラミング言語は“+”を使う)などは「Excel」と同じだ。UIビルダーを用いれば「Power Fx」がわからないユーザーでもアプリ開発が可能(ノーコード)で、生成されたコードをアンパックする言語ツールを利用すればプロ開発者が「Visual Studio Code」で扱うこともできる(プロコード)。

     「Microsoft Power Fx」プロジェクトは、“GitHub”でホストされる。現在はキャンバスアプリから持ち出されたドキュメントがいくつか置かれているだけだが、いずれは言語の実装なども公開されるはずだ。

  • Microsoft、デスクトップ操作の自動化ツールをWindows 10ユーザーに追加費用なしで提供

     米Microsoftは3月2日(現地時間)、「Microsoft Power Automate Desktop」を利用したデスクトップ操作の自動化を「Windows 10」ユーザーに追加費用なしで提供すると発表した。「Windows Insider」のプレビュービルドにも標準搭載されるという。

     「Power Automate Desktop」は、昨年9月から提供されているRPA(人間が行っていた定型操作を自動化すること)ツール。マウスのクリックやキーボードの入力といった“アクション”をビジュアルデザイナーでドラッグ&ドロップしながら組み合わせ、アプリを操作する“フロー”を作成し、保存したフローをいつでも再生できる。人間がデスクトップアプリやWebブラウザーを操作する様子を記録して、それをあとから再生することも可能。反復的で時間のかかる手作業を人手を介さずに実現し、より価値の高い仕事に時間を割くことができる。

     同社は「Power Automate Desktop」のRPA機能を「Windows 10」ユーザーに無償提供することで、「Power Automate」ファミリーを活用したタスクの自動化を推し進めたい考え。「Power Automate Desktop」はプログラミングに慣れていないユーザーでも扱えるローコードツールなので、プロの開発者ではなくても気軽に業務を効率化できるだろう。「Windows 10 Home」でも利用できるので、個人的な作業を自動化するためにも役立てたい。

  • 医療分野での存在感を急速に増すマイクロソフト

    過去10年で、医療業界は急激に成長してきた。とりわけここ数年は、さまざまな巨大企業が医療分野に参入している。

    ほぼあらゆる業界で主要企業としての地位を保ち続けているマイクロソフトは、医療関連サービスへの投資にも力を入れてきた。医療分野で効率性への重視が増すなかで、テクノロジーを受け入れる傾向が強まるのに伴い、マイクロソフトは医療分野での存在感を増し、急速に勢力を広げている。

    同社は2020年、クラウドサービスを医療分野へ拡大し、「医療データを大規模に管理し、医療機関がケアを連携させて患者の体験を向上させ、業務効率を向上させるための機能」の提供に乗り出した。「医療データに関するエンドツーエンドのセキュリティ、コンプライアンス、相互運用性のサポートを支援する」ものだ。

    そしてマイクロソフトはこのほど、同プラットフォームの最初のアップデートを発表した。これにより、「バーチャル医療、継続的な患者モニタリング、ケア連携、新たに8つの言語のサポート」に対応する、より堅牢で新しい医療機能が実現する。

    このアップデートは絶好のタイミングだ。パンデミックによって大きな影響を受けた結果、2020年には医療提供に関する既存の枠組みが激変し、遠隔医療サービスやバーチャルでの医療提供に重点が置かれるようになった。医療機関や医療分野のリーダーは、そうした市場に効率的に参入し、成功するための方法を引き続き模索している。

    マイクロソフトのインフラは、その点で役に立つ。同社でワールドワイド・ヘルス担当コーポレート・バイスプレジデントを務めるトム・マクギネスは、公式ブログで次のように説明している。

    「新たに導入されるMicrosoft Dynamics 365の患者アクセス機能は、既存の患者ポータルを通じたバーチャルと対面の両方の診察を患者自身がスケジューリングする際の柔軟性を高め、Azure Health Botなどのバーチャル医療アシスタントを統合してトリアージやスケジューリングを行い、治療チームからのフォローアップや健康指導をシームレスに受けられるようにすることで、患者のバーチャル体験を効率化するものだ」

    これらのサービスに加えて、ほかの統合型ツールも導入される。たとえば、ネットに接続したウェアラブル端末向けの患者モニタリングサービスや、医療機関のためのデータ解析ツール、チームコラボレーションを促進するためのプラットフォームなどだ。

    世界中の外科医が連携して同じ手術に取り組む
    マイクロソフトは、これまでに述べてきたようなサービスのほかにも、医療向けの堅牢なハードウェアを開発した。その一例が、「コラボレーションを強化するアプリとソリューションを備えた複合現実の無線デバイス」であるHololensだ。

    Hololensの用途やユースケースは無限にある。マイクロソフトの公式ブログで、記者のデボラ・バックは、Hololensのヘッドセットを使えば、世界中の外科医が連携して同じ手術に取り組むことができると説明している。「3つの大陸にいる3人の外科医が、手術のアプローチについて議論し、1ステップごとに話し合い、それぞれのアプローチを共有することができる」

    さらにマイクロソフトは、人工知能(AI)分野でも新たな道を開こうとしている。とりわけ力を注いでいるのが、医学研究、医療品質、データ・コラボレーションに関する機能の向上だ。AIや機械学習技術によって実現する可能性のある応用例の途方もない可能性を考えれば、これは同社が(そして医療業界全体が)前進するうえで重要な道になるだろう。

    多くの大手テック系企業や巨大企業が医療市場に参入しているいま、マイクロソフトは今後も、その膨大な知識基盤、業界での経験、多様なリソースを活用し、革新を押し進めていくはずだ。過去40年以上にわたってそれなりの実績を残してきたことを考えれば、マイクロソフトが今後数年で、医療分野において重要な足跡を残す可能性は高いだろう。

  • 「CentOS Linux」終了へ 開発者の動揺と救済の動き

    Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」互換のLinuxディストリビューション「CentOS Linux」が今年いっぱいで開発終了になる――。CentOSは、無償で利用できる“RHELクローン”の中でも特に人気がある。その予想外の終了は、開発者コミュニティに大きな衝撃を与えた。CentOSを支援するRed HatはRHELの無償枠を拡大し、互換ディストリビューションのプロジェクトも生まれた。だが、混乱は続いている。

    ■怒る開発者たち

     CentOS Projectが2020年12月8日、「CentOS Linux」の開発とサポートを2021年末に終了すると発表した。今後は新しい「CentOS Stream」に開発作業を集中させるという。

     CentOS Streamは、Red Hatが2019年9月、CentOS 8の公開と同時に発表した「エコシステムの開発者向けアップストリーム(コミュニティがソースコードから開発する)のプラットフォーム」だ。このため、RHELのソースコードを再構築したものとは異なり、CentOSを“安定版”として利用している多くのサービスに影響。ユーザーはシステムの見直しを迫られる。

     CentOSのディストリビューションの慣例では、RHEL 8ベースのCentOS 8は2029年までサポートされるはずだった。多くの開発者はこれを前提として中期プランを考えていたため、終了によって大幅な変更を余儀なくされる。なお前バージョンのCentOS7は、そのまま2024年6月30日までサポートされる予定だ。

     唐突な発表に業界は大騒ぎとなった。CentOSのブログのコメント欄には「怒りしか感じない。CentOS 8への移行を始めたところなのに。Streamは選択肢にならない。安定性が欲しい」「RHELには移行しない」といった言葉が並んだ。

     また発表にある「CentOS Streamがニーズを満たさないことが懸念されるなら、Red Hatに連絡して選択肢を確認することを推奨する」という文言が気になった人は多いようだ。

     プログラマーが集まるHacker Newsには「予期できなかったというよりも失望した。RHELに対価を払えということだろう」「Red Hatには間接的に悪影響が出るだろう。開発者/DevOps担当者/システム管理者はCentOSでの作業からスキルを得ており、CentOSはRHELと移植性があるという位置付けだった。だがそうではなくなる」などのコメントが書き込まれている。

     Red Hatの親会社IBMが裏で決めたのではないかと疑う声まで出た(なお、IBMはRed Hat買収にあたって独立性を維持すると約束している)。

     ユーザーの反発を受け、CentOS ProjectのガバナンスボードのKarsten Wade氏はCentOSプロジェクトのブログで説明。「CentOSをRHELのダウンストリーム(オープンソースのコードからビルドする)からRHELのアップストリームにすることで、RHELとその開発版のFedoraとのギャップを埋める」と記した。この方針はRed HatがCentOSプロジェクトを取得した際に、CentOSの取締役と合意していたという。

     一方でRed Hatは1月20日、開発者プログラムを拡大して、個人開発者が最大16システムまで、無料で本番環境のRHELを使えるようにすることなどを発表している。一種の救済策だ。

  • SATAケーブル買ってた

    端子が曲がってたのと納期が異常に長かったのは覚えてる

    HDDからSSDへのクローンは色々やって失敗ばっかりだったけど最終的minitoolの無料ソフトで楽勝だった

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