投稿一覧に戻る あきひこ163センチの掲示板 24387 羅生門 2021年5月15日 21:31 ETF投資は有効な時もあるのですが、知らなければいけない思わぬリスクが 潜んでいるものもあります。代表的なものが「コンタンゴ」のリスクです。 先物型ETFでは、このコンタンゴに注意しなければなりません。 コンタンゴとは、期日が遠い先物価格の方が、期日が近い先物価格よりも価 格が高い状態のことを言います。 先物には決済の期日が定められています。この決済までの期日が長いほど、将 来の価格の不確実性が増すため、先物の時間的な価値が増大し、その結果先 物価格が高くなります。 先物には期日があり、同じものをいつまでも持ち続けることはできません。 そのため、先物型ETFの運用者は、期日が近い先物を売り、期日が遠い先物を 買う(これがロールオーバーです)ことを繰り返しています。 この時、コンタンゴにより期日が遠い先物の方が高いことが多いため、いわば 「同じ商品を安く売って高く買い直す」ことを繰り返す事になり、時間が経て ばたつほど、先物型ETFの価格が減価していくことになります。 なので、先物型ETFの長期保有は絶対に避けなければなりません。 これを逆に言えば、ロングではなくショートで使う分には、非常に有利なので す。極端に大きな株価変動がなければ、持てば持つほど、必ず下がる訳です。 国際投信が初めてVIX型ETFを出した頃から暫くは制度信用でショートできた のですが、常に売残過剰超過状態が続いたものですから、その内にショートは できなくなりました。 ダブルインバは普通にショート可能ですから、長期でのインバショートという 手法はありです。 返信する そう思う46 そう思わない2 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る 24394 月明かり 2021年5月15日 21:54 >>24387 羅生門さん 有難うございます。 どう調べたら良いのかなと思いっていました。 仕組みや運用の仕方、理解の手掛かりになりました。 返信する そう思う29 そう思わない1 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する
羅生門 2021年5月15日 21:31
ETF投資は有効な時もあるのですが、知らなければいけない思わぬリスクが
潜んでいるものもあります。代表的なものが「コンタンゴ」のリスクです。
先物型ETFでは、このコンタンゴに注意しなければなりません。
コンタンゴとは、期日が遠い先物価格の方が、期日が近い先物価格よりも価
格が高い状態のことを言います。
先物には決済の期日が定められています。この決済までの期日が長いほど、将
来の価格の不確実性が増すため、先物の時間的な価値が増大し、その結果先
物価格が高くなります。
先物には期日があり、同じものをいつまでも持ち続けることはできません。
そのため、先物型ETFの運用者は、期日が近い先物を売り、期日が遠い先物を
買う(これがロールオーバーです)ことを繰り返しています。
この時、コンタンゴにより期日が遠い先物の方が高いことが多いため、いわば
「同じ商品を安く売って高く買い直す」ことを繰り返す事になり、時間が経て
ばたつほど、先物型ETFの価格が減価していくことになります。
なので、先物型ETFの長期保有は絶対に避けなければなりません。
これを逆に言えば、ロングではなくショートで使う分には、非常に有利なので
す。極端に大きな株価変動がなければ、持てば持つほど、必ず下がる訳です。
国際投信が初めてVIX型ETFを出した頃から暫くは制度信用でショートできた
のですが、常に売残過剰超過状態が続いたものですから、その内にショートは
できなくなりました。
ダブルインバは普通にショート可能ですから、長期でのインバショートという
手法はありです。