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>>13339

中国 1人当たりのGDP 中程度の先進国の水準に 長期目標示す

2020年10月30日 4時37分

中国共産党の重要会議が29日、閉会し、1人当たりのGDP=国内総生産を中程度の先進国の水準に引き上げるなどとする2035年までの長期目標が示されました。一方、習近平国家主席の後継者につながる人事は示されず、再来年の任期後も習氏がトップを続投する可能性が強まりました。

今月26日から開かれていた中国共産党の重要会議「5中全会」は29日、閉会し、討議の内容をまとめたコミュニケが発表されました。

それによりますと、来年以降の経済政策の基本方針となる新たな「5か年計画」が策定され、国内経済の「循環」を主体として輸出依存から転換させるため、内需を拡大させ、供給側の構造改革を進めるとしています。

また、会議では、2035年までの長期目標として1人当たりのGDP=国内総生産を中程度の先進国の水準に引き上げることや、トップレベルのイノベーション型国家を目指すことを掲げました。

一方、習近平国家主席の共産党トップとしての任期が再来年に迫る中、後継者につながる人事は示されず、習氏が再来年以降も続投する可能性が強まりました。

指導部としては、アメリカとの激しい対立や新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の回復など課題が山積する中、習氏のトップ続投を念頭に2035年までの長期目標を掲げることで求心力を高め、長期政権に向けた基盤を盤石にしたいねらいがあるものとみられます。

NHK

  • >>13340

    中国 経済「新5か年計画」 米との“デカップリング”は否定

    2020年10月30日 18時07分

    中国共産党が新たに策定した経済の基本方針について、党の政策担当者は内需の拡大など国内経済を主体とした発展モデルを進める姿勢を示す一方、アメリカとの経済的なつながりを切り離そうとする動きは非現実的だとして、けん制しました。

    中国共産党は、29日までの4日間、重要会議「5中全会」を開き、来年以降の経済政策の基本方針となる新たな「5か年計画」を策定し、国内経済を主体として内需を拡大させる発展モデルを示しました。

    これについて共産党の政策担当者は30日の記者会見で「保護主義の高まりや新型コロナウイルスの影響で国際経済の循環は明らかに弱体化していて、国内経済の循環を強化することは経済発展を強固にする」と説明しました。

    一方、アメリカとの対立が深まる中、経済的なつながりを切り離そうとする「デカップリング」と呼ばれる動きについては、「非現実的で、両国にとっても世界にとっても利点はない」と述べ、アメリカをけん制しました。

    中国としては、アメリカとの対立が長期化することも予想される中、経済分野での切り離しは望まないという姿勢を示しつつも、国内経済を主体とする発展モデルを進めることで海外への依存度を減らすねらいもあるとみられます。

    NHK