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NY市場サマリー(4日)ドル2週間ぶり安値、株下落・利回り低下
2024年4月5日午前 6:51 GMT+98分前更新

<為替> ドルが2週間ぶりの安値を付けた。前日の経済指標を受け、米国の早期利下げ観測が強まっている。
米供給管理協会(ISM)が3日発表した3月の非製造業総合指数が予想外に低下し、利下げ期待を後押ししたことが前日に続きドルの重しとなった。
一方、ドルは序盤の下げ幅を縮小。米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が「インフレ率が横ばいで推移し続けるなら、利下げを行う必要があるのか疑問視される」と述べたことを受けた。
ドル指数は0.077%安の104.14。一時103.910と3月21日以来の安値を付けた。
日本円は対ドルで0.27%高の151.28円。先週には151.975円を付けていた。

<債券> 米債利回りが低下した。経済指標で労働市場の緩和が示され、連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げを開始するとの見方を裏付けた。
米債市場では5日発表の3月米雇用統計を控え、ポジション調整もみられたという。
ロイターがまとめたエコノミスト予想では3月の非農業部門雇用者数は20万人増と、2月の27万5000人増から伸びが鈍化する見通し。
4日に発表された経済指標も利回り低下に寄与した。
米労働省が4日発表した3月30日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比9000件増の22万1000件となった。市場予想は21万4000件だった。2カ月ぶりの高水準となり、労働市場を巡る状況が次第に緩和しつつある兆候を示唆した。 もっと見る
午後の取引で、指標10年債利回りは5.4ベーシスポイント(bp)低下の4.301%。
30年債利回りは4.5bp低下の4.464%。
2年債利回りは4.2bp低下の4.637%。

<株式> 主要3指数がいずれも1%超下落して終了。S&P総合500種は2月13日以来の大幅な下げとなった。米連邦準備理事会(FRB)当局者が利下げ見通しについて慎重な姿勢を示したことを受けた。市場では5日に発表される3月の雇用統計が注目されている。
この日はガザ紛争を巡り、バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、即時停戦を要請。地政学的な緊張も意識された。
S&P主要セクターは全て下落。情報技術が1.7%安と下げを主導した。一方、ロッキード・マーチンなど防衛関連株は上昇した。

<金先物> 中東情勢の緊迫化や米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利下げ観測を背景とした買いが一服し、反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比6.50ドル(0.28%)安の1オンス=2308.50ドル。連日の史上最高値更新は5営業日でストップした。

<米原油先物> 米雇用統計が注目される中、地政学リスクの高まりを受けた買いが膨らみ、5営業日続伸した。米国産標準油種WTI5月物の清算値(終値に相当)は前日比1.16ドル(1.36%)高の1バレル=86.59ドルと、中心限月の清算値ベースで昨年10月中旬以来約5カ月半ぶりの高値となった。6月物は1.20ドル高の85.81ドル。