投稿一覧に戻る 投資初心者向け掲示板の掲示板 55 hardWorker 2022年1月18日 05:26 インフレの足音が聞こえる日本で「投資」こそが資産を守る“最善手”なワケ 1/17(月) 8:02配信 現代ビジネス ---------- バブル崩壊以降の「失われた30年」、日本経済はゆるやかなデフレの道を歩んできた。このような状況では、現金を銀行に預けっぱなしにしていても何とも思わなかったかもしれない。しかし近年、じわりじわりとインフレが起こり始めている。ようするに、現金の価値が下がっているのだ。『自由に生きるための地味な投資で2000万円』の著者で、ファイナンシャルプランナーの大西真人氏が、そんなインフレ時代の資産防衛術について語る。 ---------- 日本でもインフレの足音が聞こえる 日本ではバブル経済の崩壊以降、長く経済が低迷しインフレが起こっていませんでした。物価も30年くらい上がっていなかったんです。 だから私たちはどこかで「物価が上がらないのが普通」と思い込んでしまっています。でもこれ、大間違いなんです。 物価の上がらなかった日本ですが、実はここ数年、じわじわと上がってきています。 例えば大手製菓メーカーのお菓子の中には、値段は以前と変わらないけれども、原材料の価格上昇により中身の量が減っているものが多くあります。 小麦粉やバターなども同様です。金額自体があまり変わらないので気づきにくいですが、同じ価格で量が減っているのですから、実質的な値上げが行われているわけです。 皆さんも実感としてあるのではないでしょうか。25年くらい前はコンビニのカップアイスが1つ100円くらいで買えていたのに、現在では同じアイスが130円くらいかかり1.3倍になっています。 ではどうする? というお話ですね。結論から言うと、だから投資をするしかない、ということになります。世の中の人の多くは、もううすうすそのことに気づいています。 でも一歩が踏み出せない。怖がるんですね、みんな。銀行預金には慣れていても、投資なんてしたことがないから。 投資は「怖いもの」ではない それに投資というと「大金がないとできない」とか「毎日、長時間パソコンの画面を見て値動きをチェックしなきゃいけない」「失敗したらあっという間に元手が0円になってしまうもの」というイメージを持っている人が多いことでしょう。 おそらくFXで大損したとか、株を持っていたけど不祥事が起こって株価が暴落した、など、どこかで見聞きしているので、脊髄反射的に「投資=怖いもの」のイメージが定着してしまっているのだと思います。 でも、投資商品のすべてが、大金を投じて短期間にガッと成果を出すために、日々刻々と変わる値動きを見ていなければならないものではありません。 長期的にじっくり構えるからこそ成果が出る投資法もあるのです。そのやり方を紹介したのが拙著『自由に生きるための地味な投資で2000万円』です。 そして、先ほどお伝えしたように日本も徐々にインフレになっています。同じ100万円を持っていても、数年、数十年後には80万円のものしか買えなくなっているかもしれません。 ですから、その100万円を運用し、増やしておかなければ、あなたの資産は減る一方なのです。 その意味で、投資はあなたのお金を守ってくれるものです。日本で最もインフレ率が激しかったのは、1941~1945年の太平洋戦争をはさんだ15年間だそうです。なんとこの15年間で物価が300倍になったというのだから驚きです。 このとき一番ダメージを受けたのは、銀行預金だけをしていた人です。それはそうですよね。物価が300倍になっても、銀行預金の金額はそのままなので、300分の1の価値しかないということになります。 インフレ時代に笑う人、泣く人 多額の銀行預金を持っていた人が泣く裏側で、がっぽり儲けて笑いが止まらない人たちもいました。インフレに強い資産を持っていた人たちです。 具体的に言えば株式や不動産を持っていた人たちですね。株式は時価で取引されるので、企業業績さえ良ければインフレになればなるほど株価は上がっていきます。 戦前に買っていた株式が、戦後に物価が300倍になるのと同時に何百倍にもなったという人が、その時代にはたくさんいたことでしょう。 ここで実際にあったエピソードを金額も含めて詳細にお伝えできればいいのですが、通貨単位の切り替え(「銭」という単位がなくなり「円」に統一されました)などの影響もあり、適切なデータを見つけるのが困難です。 わかりやすくするために、金額を現在価値に引き直し、「銀行預金 vs 株式」という形にしてご説明しましょう。 Aさんは15年前に3000万円の銀行預金を持っていました。一方、Bさんは15年前に10万円でC社の株式を買いました。 ところがこの15年の間に天変地異とも言うべきことが起こり、日本は激しいインフレに見舞われて物価が300倍になりました。 その結果、Aさんが銀行預金に持っていた3000万円は300分の1の10万円の価値になってしまいました。 一方、Bさんが10万円で買った株式の価値はインフレの影響を受けて300倍の3000万円になりました。 大筋ではこんなところです。まるでトランプの「大貧民」みたいな逆転劇だと思いませんか? 例が極端に感じられるかもしれませんが、投資をしていればこういうことも起こりうるのです。 太平洋戦争後のような大混乱が今の日本で起こることは考えにくいですが、投資がインフレに強いというのは今も変わらぬ永遠の真実です。 大西 真人( ファイナンシャルプランナー) 返信する そう思う0 そう思わない6 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
hardWorker 2022年1月18日 05:26
インフレの足音が聞こえる日本で「投資」こそが資産を守る“最善手”なワケ
1/17(月) 8:02配信
現代ビジネス
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バブル崩壊以降の「失われた30年」、日本経済はゆるやかなデフレの道を歩んできた。このような状況では、現金を銀行に預けっぱなしにしていても何とも思わなかったかもしれない。しかし近年、じわりじわりとインフレが起こり始めている。ようするに、現金の価値が下がっているのだ。『自由に生きるための地味な投資で2000万円』の著者で、ファイナンシャルプランナーの大西真人氏が、そんなインフレ時代の資産防衛術について語る。
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日本でもインフレの足音が聞こえる
日本ではバブル経済の崩壊以降、長く経済が低迷しインフレが起こっていませんでした。物価も30年くらい上がっていなかったんです。
だから私たちはどこかで「物価が上がらないのが普通」と思い込んでしまっています。でもこれ、大間違いなんです。
物価の上がらなかった日本ですが、実はここ数年、じわじわと上がってきています。
例えば大手製菓メーカーのお菓子の中には、値段は以前と変わらないけれども、原材料の価格上昇により中身の量が減っているものが多くあります。
小麦粉やバターなども同様です。金額自体があまり変わらないので気づきにくいですが、同じ価格で量が減っているのですから、実質的な値上げが行われているわけです。
皆さんも実感としてあるのではないでしょうか。25年くらい前はコンビニのカップアイスが1つ100円くらいで買えていたのに、現在では同じアイスが130円くらいかかり1.3倍になっています。
ではどうする? というお話ですね。結論から言うと、だから投資をするしかない、ということになります。世の中の人の多くは、もううすうすそのことに気づいています。
でも一歩が踏み出せない。怖がるんですね、みんな。銀行預金には慣れていても、投資なんてしたことがないから。
投資は「怖いもの」ではない
それに投資というと「大金がないとできない」とか「毎日、長時間パソコンの画面を見て値動きをチェックしなきゃいけない」「失敗したらあっという間に元手が0円になってしまうもの」というイメージを持っている人が多いことでしょう。
おそらくFXで大損したとか、株を持っていたけど不祥事が起こって株価が暴落した、など、どこかで見聞きしているので、脊髄反射的に「投資=怖いもの」のイメージが定着してしまっているのだと思います。
でも、投資商品のすべてが、大金を投じて短期間にガッと成果を出すために、日々刻々と変わる値動きを見ていなければならないものではありません。
長期的にじっくり構えるからこそ成果が出る投資法もあるのです。そのやり方を紹介したのが拙著『自由に生きるための地味な投資で2000万円』です。
そして、先ほどお伝えしたように日本も徐々にインフレになっています。同じ100万円を持っていても、数年、数十年後には80万円のものしか買えなくなっているかもしれません。
ですから、その100万円を運用し、増やしておかなければ、あなたの資産は減る一方なのです。
その意味で、投資はあなたのお金を守ってくれるものです。日本で最もインフレ率が激しかったのは、1941~1945年の太平洋戦争をはさんだ15年間だそうです。なんとこの15年間で物価が300倍になったというのだから驚きです。
このとき一番ダメージを受けたのは、銀行預金だけをしていた人です。それはそうですよね。物価が300倍になっても、銀行預金の金額はそのままなので、300分の1の価値しかないということになります。
インフレ時代に笑う人、泣く人
多額の銀行預金を持っていた人が泣く裏側で、がっぽり儲けて笑いが止まらない人たちもいました。インフレに強い資産を持っていた人たちです。
具体的に言えば株式や不動産を持っていた人たちですね。株式は時価で取引されるので、企業業績さえ良ければインフレになればなるほど株価は上がっていきます。
戦前に買っていた株式が、戦後に物価が300倍になるのと同時に何百倍にもなったという人が、その時代にはたくさんいたことでしょう。
ここで実際にあったエピソードを金額も含めて詳細にお伝えできればいいのですが、通貨単位の切り替え(「銭」という単位がなくなり「円」に統一されました)などの影響もあり、適切なデータを見つけるのが困難です。
わかりやすくするために、金額を現在価値に引き直し、「銀行預金 vs 株式」という形にしてご説明しましょう。
Aさんは15年前に3000万円の銀行預金を持っていました。一方、Bさんは15年前に10万円でC社の株式を買いました。
ところがこの15年の間に天変地異とも言うべきことが起こり、日本は激しいインフレに見舞われて物価が300倍になりました。
その結果、Aさんが銀行預金に持っていた3000万円は300分の1の10万円の価値になってしまいました。
一方、Bさんが10万円で買った株式の価値はインフレの影響を受けて300倍の3000万円になりました。
大筋ではこんなところです。まるでトランプの「大貧民」みたいな逆転劇だと思いませんか? 例が極端に感じられるかもしれませんが、投資をしていればこういうことも起こりうるのです。
太平洋戦争後のような大混乱が今の日本で起こることは考えにくいですが、投資がインフレに強いというのは今も変わらぬ永遠の真実です。
大西 真人( ファイナンシャルプランナー)