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>>236

トランプ節も封印か、ハリス氏は番狂わせ-人種・性差別ならアウト
2024年7月25日 21:00 JST
更新日時 2024年7月26日 8:11 JST

✔ハリス氏への悪口が繰り返されれば、女性有権者らの離反を招く恐れ
✔「やぶ蛇となり不公正で性差別的と受け取られかねない」と政治学者

バイデン米大統領が選挙戦から退き、ハリス副大統領が民主党大統領候補の指名を確実にしたことにより、共和党のトランプ前大統領の陣営は、バイデン氏を弱々しい候補と呼ぶ従来の戦略を練り直し、トランプ氏より20歳若いハリス氏への攻撃に効果的な「決まり文句」を見つけようと懸命だ。
(中略)
 トランプ氏は郊外在住の女性や若年層、黒人、ヒスパニック系の支持を得たいと望んでいるが、ハリス氏への悪口が繰り返されれば、有権者を離反させる危険がある。人種差別や性差別に踏み込む攻撃は、トランプ氏が大統領候補の指名を受諾した全国大会で、共和党が発信しようとした「団結の訴え」も損ないかねない。

 エモリー大学名誉教授で、政治学者のアラン・アブラモビッツ氏は「共和党のメッセージング手法には、それがやぶ蛇となり、不公正で性差別的と受け取られかねないリスクが存在する」と警告する。

 ハリス氏に向けられた辛辣(しんらつ)な言葉は、大統領候補の指名が今や確実となった同氏の出現が、2024年大統領選にとっていかに番狂わせの展開だったか物語る。トランプ氏陣営はバイデン氏の年齢や移民問題、経済運営の実績に疑問を呈し、対決を準備していた。7月終盤の今回の交代劇でトランプ氏陣営は不意を突かれ、メッセージを書き換えざるを得なくなった。 

 ハリス氏が民主党の大統領候補になることで、選挙地図も塗り変わる。ジョージア州の黒人有権者はハリス氏に熱意を示し、民主党にとって有利に働くとアブラモビッツ氏は分析する。バイデン大統領は20年に同州で勝利を収めたが、何十年も共和党の牙城だった。

 NPR/PBSニュース/マリストの最新世論調査によれば、ハリス氏とトランプ氏は統計上は互角だが、無党派層の5人に1人が「投票先を決めていない」と回答しており、ハリス氏が新たな支持を獲得する兆候も見て取れる。バイデン氏が撤退を決断する前の割合は4%にとどまっていた。

トランプ氏48%にハリス氏47%、その差1ポイント-NYT世論調査

 バイデン氏がもはや再選を目指さない今の方が、黒人有権者は投票に出向く可能性が高いことも分かった。

 重要な激戦州の有権者を奪い合う両陣営の計算がこれで変わるかもしれない。トランプ氏陣営は、バイデン氏への熱気を欠く状況が低い投票率につながると期待し、共和党支持層にアピールしつつ黒人男性やヒスパニック系のコミュニティーに支持を広げる戦略を描いていた。

 そうした目標の達成は今や難しくなった恐れがある。ハリス氏陣営のジェニファー・オマリー・ディロン選挙対策委員長は、全有権者の7%が投票先をまだ決めておらず、ハリス氏への支持を説得できるのではないかと最新の内部文書で指摘した。