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徒然なる団塊部屋の掲示板

葦さん、シランさん、みなさんこんにちは、、

ブルーベリー庭木は2種類の品種が近くにないと実が結実しない。昨年自宅庭の一本が枯れたので、近くの馴染みの庭木屋で一本を買ってきた。元々品種の名前など知らないから、別の一本と品種が違うのかどうか不明です。もし花様が同じであれば、さらに別の花様の品種を買うことになります。

前の戦争体験者が少なくなり、シランさんや葦さんの体験談は貴重ですね。以下はやはり別カテに書いた事ですが、戦争実体験の雰囲気が良くわかります。ご参考まで、、

***「ゲゲゲおっちゃんの生還」

珊瑚がびっしりと群生する海岸線を死に物狂いで駆けた。弾丸が時折、体をかすめ、銃声も追いかけてくる。でこぼこして鋭く尖った珊瑚の上を必死で駆け抜け、時には膝まで水につかりながら走り続けた。

もう走れない、海に飛び込んだ。心臓はまだドキドキしていた。少しでも安全な場所に行きたかった。沖に流されないように懸命に泳いだ。重い弾奏も捨ててふんどしひとつになっていた。

夜になっていた。やしの実が流れてきて、それにまぎれて頭だけ出してひと休みしていると、体中の傷口に夜光虫が集まり、取っても取ってもたかってくる。体が光って敵に見つかると危険なので、陸にあがり密林で休んだが、今度はマラリア蚊が襲来、手で顔を払うと何十匹も蚊が潰れた。

・・・海を泳ぎ、ジャングルを駆け、集落の中をびくびくして通り抜けた。現地人も全て敵だと思った。松明と槍を持った現地人に囲まれたことがあった。フラフラなのに肩をつかまれた瞬間、火事場の馬鹿力が出て振り切り、海に逃げた。懸命に泳いだ。

歩きつかれ、方向感覚もすっかりうせていた。脚がなえてよく転んだ。一歩も歩けなくなった。夜の闇は濃い、地獄とはこんな所かと思った。精も根も尽き果てていた。一ヶ月ほどさ迷ったと思ったが、まだ五日しかたっていなかった。長かった、よく死ななかった、よく生きていたと今も思う。

水木しげる氏のラバウルでの全滅部隊からの生還の記述である。この後彼は原隊にたどり着くが、数週間後に左腕を吹き飛ばされる。***