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上海株大引け　3日続落、3000下回る　酒造安い　科創板は上昇

21日の中国・上海株式相場は3日続落した。上海総合指数の終値は前日に比べ7.2992ポイント（0.24%）安の2998.1377と、節目の3000を下回って終えた。足元で人民元の対米ドル相場が下落基調にあり、資金流出懸念が株式相場の重荷となった。酒造や銀行など主力銘柄が売られた。

主力製品の卸値が下落基調にあると伝わり、酒造の貴州茅台酒が安い。同業の山西杏花村汾酒廠や、深圳上場の宜賓五糧液も下落した。中国農業銀行や中国銀行など大手銀行株が下げた。石炭や石油関連、金鉱株が安い。

一方で半導体関連株は朝方こそ売りが目立ったが、次第に持ち直した。インフラ関連、通信株が上昇した。

上海のハイテク新興企業向け市場「科創板」の50銘柄で構成する「上証科創板50成分指数」は0.42%高だった。

深圳市場で深圳総合指数は0.09%安、新興企業向け市場の「創業板」指数は0.38%安だった。

上海と深圳市場の売買代金は合計で6195億元だった。