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債券15時 長期金利、11年ぶり1%台 日銀正常化の観測で

22日の国内債券市場で、長期金利が11年ぶりに1%の大台に乗せた。指標となる新発10年物国債の利回りは一時1.000%と前日から0.020%上昇(価格が下落)し、2013年5月以来の高水準をつけた。日銀が追加利上げや国債買い入れの減額など政策正常化を進めるとの観測が金利上昇を促している。さらに40年物国債入札で投資家の旺盛な需要が確認できなかったのも長期金利の上昇圧力となった。

13日には日銀が国債買い入れオペ(公開市場操作)で長期債を対象とした年限の購入額を減らしていた。歴史的な円安に歯止めを掛ける狙いもあって、市場では「日銀が6月にも月間6兆円程度としている国債買い入れ額を減らすのではないか」(外資系証券のエコノミスト)との思惑がくすぶり将来の需給悪化を警戒した売りが続いている。

財務省が22日実施した40年債(新発17回)入札では最高落札利回りが市場予想を上回り、「投資家の需要が乏しい低調な結果」(国内証券ストラテジスト)と受け止められた。入札後の流通市場ではきょうまで新発となる40年16回債が前日比0.035%高い2.520%をつけた。新発30年債利回りも同0.055%高い2.140%と11年4月以来の水準に上昇するなど超長期債に売りが加速したのも長期債相場を下押しした。

債券先物相場は4日続落した。中心限月の6月物は前日比7銭安の143円65銭で取引を終えた。

短期金融市場では無担保コール翌日物金利(TONA)先物が横ばいだった。大阪取引所では中心限月の6月物が前日の清算値と同じ99.8600で取引を終えた。全銀協TIBOR運営機関が発表した日本円の東京銀行間取引金利(TIBOR)3カ月物は前日と同じ0.27727%だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕