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prismhit~~~明日から令和ですね。
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>>6671

第一生命保険の重本和之常務執行役員 「為替ヘッジ付き外債減らす」

――日本の長期金利は上昇傾向にあります。

「今すぐ超長期国債を積極的に買う考えはない。日銀は3月のマイナス金利政策解除を非常にうまくこなした。企業の決算期が近かったこともあり、事前に市場に織り込ませたことで大きな混乱も起きなかった」

「半面、日銀は国債の買い入れ方針を維持しているため、国内の金利が急上昇するとはみていない。投資対象の中心である30年物国債で利回りが2%を超えてくれば買い増していきたい」

――日銀の利上げについてはどう見ていますか。

「基本的に2024年後半と見込むが、7月ごろに利上げを迫られる可能性は十分にあるだろう。為替がこれだけ急激に動いているからだ」

――為替ヘッジ付きの外債は23年度に続き、今年度も減らす方針です。

「ヘッジコストは海外の短期金利に連動するため、今投資すると利回りがマイナスになる。このため、国債を中心とした短期のヘッジ付き外債は減らしていく」

――国内株式は減らす計画になっています。

「当社は資本コストがまだ高く、それを下げて資本効率を上げる必要がある。利益を増やす努力と同時にリスク低減も不可欠だ。その観点からボラティリティー(変動率)の源泉として一番大きな国内株を減らしていく」

――リスクを抑えた分、どのアセットに資金を振り向けるのですか。

「オルタナティブ投資にお金を持っていく。現在はプライベートエクイティ(PE=未公開株)やヘッジファンドなどで回している。今期からはプライベートデット(企業融資)を始めてもいいと考えている」

――政府・日銀による為替介入とみられる動きがありました。

「マーケットは1ドル=160円を超える円安が介入のポイントだ、と認識した。政府・日銀が介入するときは、国としてかなり追い込まれた状態にある。過去の介入を振り返っても20年、30年単位では効いており、今回の『介入』も効くだろう」