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prismhit~~~明日から令和ですね。
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>>6073

元メリルリンチの著名エコノミスト、デビッド・ローゼンバーグ氏は焦点は2つだと話す。「1つは米連邦準備理事会(FRB)が『より高く、より長い』タカ派の金融政策に戻るリスク、もう一つは(マグ7の)利益が失望を呼ぶリスクだ」

イスラエルによるイランへの攻撃が伝わり、日経平均株価が1000円を超える急落となった19日。欧州金融大手UBSでは東京市場の取引終了後すぐ欧米、新興国を含む世界の拠点をまたいだ議論が交わされた。

核施設を狙う攻撃ではなく互いにエスカレーションの意思はみえない。しかし事態は不透明だ。全面対立に陥り、これに米国が関与を深めるシナリオが消えたわけではない。議論の中で確認された一つが、「米金利の変動が高まる可能性」(UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントの青木大樹氏)だ。

これまで米国株の楽観ムードを支えた米利下げ観測。それが揺らぐかもしれない。米消費者物価の高止まりが伝わっている。中東問題で原油高が現実になれば一段と水をさされる。その場合、マグ7のような成長株ほど影響を受けやすい。

中東を巡る金融市場の苦い記憶は原油価格が1バレル140ドル超に跳ね上がった2008年夏だ。当時、イスラエルによるイラン核施設の空爆計画が伝わり緊張が走った。「今回もし報復の連鎖によってホルムズ海峡封鎖といった事態になれば、原油と金融市場にとって影響は大きい」(SMBC日興証券の末沢豪謙氏)

集中相場のもろさを米国株は過去に経験してきた。1970年代初めの「ニフティ・フィフティ」相場、1990年終盤のテックバブルだ。