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投資信託の基準価格が反映される時間が変わらないのは、運用会社サイドの効率化が進んだ面もある。基準価格は午後6時前後に公表のケースが多い。

ネット証券では付随するサービスが変更になるケースもある。マネックス証券では、保有・登録している銘柄の決算発表予定や決算発表結果がメールで届く「日本株決算アラートメール」の配信時刻が午後7時頃から午後7時30分頃に変わる。

対面店舗も対応を進める。投資信託を購入できる銀行の窓口は午後3時で閉まるのが一般的だが、主要行ではインターネットバンキングで注文時間を30分延長、午後3時30分まで受け付ける。

厳密には、投資信託の注文受付時間と基準価格が決まる時間は運用会社によって異なる。いつまでの申し込みだと当日分の注文になるかは、各商品のホームページで公表されている「目論見書」の手続きに関する部分で確認できる。また、SBI証券のホームページにも、受付時間が変更になった投資信託約2300銘柄の一覧表がある。

国内債券を主体とした投資信託などは変わらないが、株式投信は午後3時から午後3時30分になるケースが多い。日本株が入っていない海外株投信も多数含まれる。「東証の取引時間変更の狙いが投資機会の拡大であるという背景を踏まえ、海外資産に投資する投信も同様に延長する旨で目論見書を改訂するケースが多いようだ」（野村アセットマネジメントの担当者）