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>>13431

長老「諫言」から1年でやっと動き

そして今、中国政府は、毎週のように担当閣僚を投入する大々的な記者会見を開き、株式市場テコ入れ策、住宅・不動産不況対策などを打ち出している。長老らの「諫言」から1年以上もが経過して、ようやくここまできたのである。

もうひとつ気になるのは、軍が絡む複雑な動きだ。10月14日、中国軍が突然、台湾への海上封鎖を示唆する大規模な軍事演習「連合利剣―2024B」を実施したまさにその日、北京には中国各地の軍幹部が大集合していた。

「実践的な軍事戦略、理論」が主題とされる会議を仕切り、演説したのは、中国軍の制服組トップである張又俠（74)。中国軍の最高意思決定機関、中央軍事委の副主席だ。ベトナムとの戦いで実戦経験があり、父親も建国に貢献した軍の大幹部だった「紅二代」である。