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>>1231

ヴェリタス

・「トランプ緩和」は続く 景気拡大でも利下げ、相場の行方は。
一方、金融緩和のひずみも目立ち始めた。
日欧の金融緩和により、市場で取引される世界の債券の4分の1はマイナス金利で取引されている。
過度なイールドハントの動きが強まれば、リスクの高い低格付け企業への融資などに資金が回り、「ゾンビ企業」を増やしてしまう恐れがある。
大緩和時代の到来で、各国が自国通貨の切り下げを競う通貨安競争の側面も強まる。
00年代初頭のIT(情報技術)バブル崩壊後の世界の積極的な緩和の連鎖は、その後リーマン・ショックの負の影響を増幅させる一因となった。

・「トランプ緩和」は続く FRB 限られる政策手段
10年ぶりに利下げした米連邦準備理事会(FRB)。
米景気が拡大する中、描くのは一時的な「調整利下げ」だ。
だがトランプ米大統領や市場の緩和圧力はそれを許さない。
過度な利下げは景気後退局面での政策余地を奪いかねない。

・「トランプ緩和」は続く FRB 限られる政策手段
「サイクル半ばでの調整(midcycle adjustment)」。
FRBパウエル議長が10年半ぶりンお利下げを決めつつも、記者会見で放った「タカ派」的なキーフレーズ。
市場に失望が走り、株価は急速に値下がりした。
記者会見後半にもう一つのヤマ場も。記者が「市場は利下げ局面の始まりだと思っている。あなたはそれを打ち消そうとしているのか」と。
パウエル氏は「そんなことはない。私が言ったのは長い利下げ局面の始まりではないということで、利下げが1回限りとは言っていない」と。
市場では「パウエル氏が会見中に株価が急落したことを知り、修正したのでは」との憶測も。
市場では年内にあと2回の(計0.50%)の利下げをほぼ織り込んでおり、それを否定するような発言には耐えられなくなっている。